公開日 2021/08/31 10:00
変更日 2024/06/20 14:38
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韓国初登場1位!『7番房の奇跡』監督最新作!自宅軟禁された政治家と監視する諜報員の“正義”を描く社会派ヒューマンサスペンス『偽りの隣人 ある諜報員の告白』が9月17日(金)より全国公開。これにあわせて韓国国内でも大ヒットを記録したお墨付きの韓国現代史をテーマにしたおすすめ映画3作をご紹介。
韓国歴代興収10位を記録し、日本でも大ヒットした『7番房の奇跡』のイ・ファンギョン監督による待望の最新作『偽りの隣人 ある諜報員の告白』が2021年9月17日(金)より、全国公開。
アイドルグループやグルメ、ドラマなど韓国ブームの勢いが止まらない。映画の分野でも『パラサイト 半地下の家族』が国際的にも高く評価され日本でも大ヒットを記録するなど、韓国映画への注目が高まっている。そんな注目を集める韓国映画のなかでも、韓国における軍事独裁と民主主義の対立を描いた映画にはヒット作が多く、韓国映画ならではの人情溢れるキャラクターと、史実をベースにした重厚なサスペンス要素が混じり合い、傑作が多く誕生している。そこで今回は、韓国国内でも大ヒットを記録したお墨付きの韓国現代史をテーマにしたおすすめ3作品をご紹介。
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日本でも大ヒットした『7番房の奇跡』のイ・ファンギョン監督による待望の最新作。1985年、国家による弾圧が激しさを増す中、次期大統領選に出馬するため帰国した野党政治家イ・ウィシク(オ・ダルス)は空港に到着するなり国家安全政策部により逮捕され、自宅軟禁を余儀なくされた。諜報機関はウィシクを監視するため、当時左遷されていたものの愛国心だけは人一倍強いユ・デグォン(チョン・ウ)を監視チームのリーダーに抜擢。デグォンは隣家に住み込み、24時間体制の監視任務に就くことになった。機密情報を入手するため盗聴器を仕掛けたデグォンだったが、家族を愛し、国民の平和と平等を真に願うウィシクの声を聞き続けるうちに、上層部に疑問を持ち始める。そんな矢先ウィシクとその家族に命の危険が迫っていたー。
1980年5月の光州事件を題材にした、ソン・ガンホ主演の2017年韓国No.1大ヒット作。タクシー運転手のマンソプは外国人客を乗せて光州へと向かった。通行禁止になる前に現地に入れば、滞納している家賃を返せる金額10万ウォンを支払うという言葉につられ、マンソプはドイツ人記者 ピーターを乗せて英語も分からぬまま一路、光州を目指す。
何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入る。“危険だからソウルに戻ろう”というマンソプの言葉に耳を貸さず、ピーターは大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り撮影を始める。しかし状況は徐々に悪化。マンソプは1人で留守番させている娘が気になりはじめる―。
実際にあった大統領殺害の事件を、イ・ビョンホン主演で映画化したサスペンス。1979年10月26日、大韓民国大統領直属の諜報機関である中央情報部(通称:KCIA)部長キム・ギュピョンが大統領を射殺した。大統領に次ぐ強大な権力と情報を握っていたとも言われるKCIAのトップがなぜ?
さかのぼること40日前、KCIA元部長パク・ヨンガクが亡命先であるアメリカの下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発する証言を行った。更には回顧録を執筆中だともいう。激怒した大統領に事態の収拾を命じられたキム部長は、アメリカに渡り、かつての友人でもある裏切り者ヨンガクに接触する。それが、やがて自らの運命をも狂わせる哀しき暗闘の幕開けとも知らず・・・。
映画『偽りの隣人 ある諜報員の告白』は2021 年 9 月 17 日(金)より、シネマート新宿 ほか全国公開