公開日 2023/01/12 20:00
変更日 2024/06/20 12:23
NAGOYA, JAPAN - DECEMBER 13: Korean actor Lee Jae-wook attends the 2022 Asia Artist Awards In Japan at Nippon Gaishi Hall on December 13, 2022 in Nagoya, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)
イ・ジェウク×チョン・ソミン主演のパート1から注目を集め、その続編に期待が高まっていた『還魂』パート2。ヒロイン役が若手女優コ・ユンジョンに変更になるなど様々な話題も振りまいた『還魂:光と影』の気になるキャストやあらすじ、見どころを紹介します【2023/05/14 更新】
『還魂:光と影』(全10話)は、2022年12月10日~2023年1月8日に韓国のtvNで放送されたテレビドラマ。『愛の不時着』、『ヴィンチェンツォ』等の名作を生み出したスタジオドラゴンが企画制作し、『キム秘書はいったい、なぜ?』や『真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~』などで知られるパク・ジュンファ監督が演出を手掛けた『還魂』パート1(全20話)の続編となる作品です。
脚本は、これまで『美男<イケメン>ですね』や『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』、『主君の太陽』といったラブコメを中心に数々の韓国ドラマをヒットさせてきた人気脚本家ホン姉妹が担当。各話放送後の22時50分頃にNetflixでも配信されました。
『還魂』パート1では当初ヒロイン役で出演予定だった新人女優パク・ヘウン(『保健教師アン・ウニョン』でデビュー)が撮影開始後に降板し、ベテラン女優チョン・ソミンがヒロイン役に抜擢されました。
パート1で主人公チャン・ウクの相手役ムドクを演じたチョン・ソミンは、主演するイ・ジェウクとのカップルケミを披露しヒロインとして人気を博したもののパート1かぎりで降板(パート2では回想シーンに少し登場するのみ)。
そしてパート1に刺客ナクス役で出演していた若手女優コ・ユンジョンがパート2のヒロイン役を務めるということで、主要キャストの交代に関して賛否両論が巻き起こるなど放送前から大きな注目を集めました。
物語の舞台となる大湖国は、天の気が地にぶつかって出来た水の気を有する巨大な敬天大湖を中心に、水の気を司る術士が活躍する架空の国。かつて「人の魂を別の人間の肉体に入れ替えることが出来る」邪術=還魂術で必要な“氷の石”を巡り争いが起きた大湖国では、精進閣創始者の偉大な術士ソギョン先生が戦いを終わらせたという歴史があり、還魂術自体も禁じられていました。
しかしそれから200年後の大湖国では、最高の術士であるチャン・ガンによって還魂術が密かに行われ、還魂人の暴走が起き始めます。魂と体が合わない還魂人は暴走し、人の気を頭から吸い取って生きようとゾンビ化するのでした。
パク・ダング(ユ・インス)、ソ・ユル(ファン・ミンヒョン)、チン・チョヨン(アリン)らとともに“天下四季”と称される4大名家の子息の1人として名を馳せる青年チャン・ウク(イ・ジェウク)。還魂術によって父チャン・ガン(チュ・サンウク)と王の魂が入れ替わっている間に母が授かった子という境遇を背負い、生後間もなく父によって気門を塞がれたせいで病弱な彼は、自身の運命を変えてくれる師匠を探し求めていました。
一方、父の復讐のために影の女刺客となったナクス(コ・ユンジョン)。氷の石の力を利用した悪事を目論む天附官の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)によって最強の暗殺者に育てあげられた彼女は、ダングの叔父で松林商団の総帥パク・ジン(ユ・ジュンサン)らとの闘いで深手を負い、偶然居合わせた盲目の少女ムドク(チョン・ソミン)に還魂します。身体の弱いムドクに還魂し、術を使えないどころか非力となったナクスは力が戻るまでムドクとして隠れて暮らすことにしますが、偶然出会ったウクにナクスであることを見抜かれ、使用人として匿う代わりに師匠になってほしいと懇願されるのでした。
ムドクの作戦で気門を開くことに成功したウクは、「何もしないなら死ぬ方がマシ」というムドクのスパルタ的な教えと天性の才能もあり人並み以上のスピードで術を体得。“弟子と師匠”“主人と使用人”の関係を超え絆を深めたウクとムドクはいつしか互いに惹かれ合うようになります。ナクスの遺品から初恋の相手にあげた笛を見つけていたユルも、ムドクと関わるうちに彼女がナクスであることに気づいていたのでした。
そんな中、王を惑わし氷の石で世を支配しようとするチン・ムが還魂人を利用しながら暗躍。還魂人を退治する松林の術士らとの対立が深まり、ウクたちや世子コ・ウォン(シン・スンホ)もその争いに巻き込まれてしまいます。そこへ20数年ぶりに姿を現したウクの父チャン・ガンが、王室をも巻き込んだ氷の石を巡る争いを自身の命と引き換えに収束させるのでした。
ウクはムドクとの婚約を母代わりのドジュ(オ・ナラ)に報告し、幸せな日々が始まるはずでした。しかしダングとチョヨンの結婚式当日、迷魂薬によってチン・ムに操られたムドクが悲劇を起こし、2人は永遠の別れを迎えます。
心に痛みを抱えながら、容赦なく還魂人の退治を続けるウク。そんなある日、自邸に幽閉されている女性から、自由を取り戻すために手を貸してほしいと頼まれる。還魂人を追って鎮妖(チンヨ)院の中に入り込んだウクは、脱出をたくらむ不思議な女と出会う。さらに、周囲に集まってくる鬼気がウクの心を苛む。
氷の石を体内に宿し、大湖国の誰もが恐れる無敵の術士となったチャン・ウク(イ・ジェウク)。悲しい事件から3年が過ぎ、自身の使命である還魂人退治を続ける彼は、鬼気がまとわりつき凍える夜を孤独に過ごしていました。一方、危険な妖器を保管する鎮妖院では、チン・ホギョン院長(パク・ウネ)が記憶喪失の長女チン・ブヨン(コ・ユンジョン)を離れに監禁していました。
そんな中、還魂人を追って鎮妖院に侵入したウクは導かれるように離れに入り、ブヨンと出会います。ブヨンは子孫を残す目的で母が決めたソ家との縁談から逃げるため、ウクに助けを求めるのでした。最初は素っ気なくあしらっていたウクでしたが、生まれつき神力があるというブヨンに「身体の中にある氷の石を取り出せるかもしれない」と興味を持ち始めます。同じ頃、3年ぶりにテホ国へと戻ってきたソ・ユル(ファン・ミンヒョン)は偶然出会ったブヨンに縁談の相手と間違われますが…。