12日から放送開始【飯テロ注意♡】中国ドラマ『尚食』の料理に注目！日本でも食べられる料理やお店を紹介

グルメドラマとしても楽しめる中国ドラマ『尚食』

宮廷を舞台に皇帝の厨房“尚食局”で活躍するヒロインの恋模様とサクセスストーリーを描いた『尚食』。第32回浙江テレビ「牡丹賞」で優秀テレビドラマ賞を獲得した中国の時代劇ドラマです。主演はメガヒットドラマ『瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～』で共演したウー・ジンイエンとシュー・カイ。宮廷料理人のヒロインと皇帝の孫という身分の違う主人公カップルを演じています。

『尚食』の時代背景は、朱元璋が建国した明王朝(1368年～1644年)の第3代皇帝・永楽帝の時代。皇帝や皇后の好みはもちろん健康にも配慮した上で、毎日違う料理が用意されたと言われる当時の宮廷料理がドラマで再現されました。

撮影時にプロの食品制作チームによって調理された数百種類の料理は、どれも色鮮やかで美しく盛り付けられたものばかり。エピソードごとに思わず食べたくなる美食の数々が並べられ、千年以上も昔から現代に受け継がれている伝統的な中国料理も数多く登場します。臨場感あふれる調理シーンや皇帝とその后たちが美食を堪能するシーンはドラマを楽しむ欠かせない要素となっています。

ドラマに登場する中国の伝統料理を紹介！

紅焼肉(ホンシャオロウ)

Dongpo Pork Braised Pork

紅焼肉は四角く切った豚肉を甘辛く煮込んだ料理。中国の伝統的な家庭料理です。表面はパリッとして弾力のある触感や、うま味が凝縮された濃厚な味わいが特徴。日本の角煮や沖縄料理のラフテーに似ています。炒めた青菜とよく合うため、お店などでは一緒に盛り付けられていることが多いです。

菊花火鍋(ジュフアフオグオ）

菊花火鍋は魚の出汁をベースにした鍋に肉や魚、野菜などのほかに食用菊の花が入った鍋です。中国では清朝の西太后が好んだと言われています。菊には解毒作用があるほか、抗酸化作用のある栄養素が含まれ、中国では長寿の薬草として古くから親しまれています。鍋に入れた花びらの見た目が美しく、爽やかな独特の風味も味わえます。

角黍(ジャオシュウ)

粽子 端午節 zongzi rice dumpling duanwu 台湾 チマキ 端午の節句

端午の節句に食べる角黍(別名：粽子)。もち米を笹の葉で包んで蒸して作る料理です。日本では、ちまきとして知られ、中国で古くから伝わる料理の一つです。明から清の時代には、餡やナツメヤシ、松の実などさまざまな具材を中に入れるようになり種類が増えたそう。

包児飯(パオルーファン)

肉、ショウガ、ニンニクなどを刻んでご飯に混ぜ、お握り状にしてから葉野菜で包んだ料理。『尚食』では戦から戻ったばかりの空腹の兵士たちに振舞われていました。