公開日 2020/07/22 18:59
変更日 2024/08/07 17:31
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, MAYS ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED
韓流スターの代表格であるクォン・サンウが、非道な世界で命を張るワイルドな生き様を熱演!さらに韓国陸軍に入隊したばかりのウ・ドファンが、激アツ系アクションで魅了!頭脳ゲームとリベンジバトルによるスリリングな超一級エンターテインメントが、ノワール映画史に神の一手を加える!
人生は2つに1つ。遊び場になるか、生き地獄になるか──
父親が自ら命を絶ち、母親にも捨てられた貧しい少年グィス。支え合って生きてきた最愛の姉の命までをも突然失い、天涯孤独になってしまった彼が、地獄のような現実を生き抜くための唯一の道、それは生前の父から伝授された囲碁の世界に身を置くことだった。大都会ソウルの片隅で一匹狼の棋士に才能を見込まれたグィスは、猛特訓によって潜在能力を開花させ、心身共にたくましい大人へと成長する。やがて裏社会のスゴ腕棋士たちを次々と撃破していったグィスは、姉を死に追いやった宿敵であるプロ棋士への復讐を果たすため、人生のすべてをかけたバトルに身を投じるのだった……。
「鬼手(キシュ)」とは、相手の意表を突く、鬼のように恐ろしい一手のことをいう。
高度な頭脳と高い集中力が必要とされる囲碁の世界を主戦場とし、 “静”のイメージであるボードゲームの世界に、肉体を駆使したバトルアクションの“動”の要素を融合。男クサさを全開にした劇画タッチを用い、一級エンターテインメントとして完成させた。
主人公のグィスは、全てを失い、流れ着いた碁会所で賭け試合をして日銭を稼ぐ。その才能に気づいた賭碁師の男に拾われ、賭け碁の天才になるため特訓を重ね、その瞬間から負ければ命を奪われてもおかしくない残酷な人生が待ち受けていた──という強烈なプロローグだけでも充分に『鬼手』の世界観に引き込まれてしまう。やがて、苛烈な頭脳戦を通して、魂が焼けつくヒューマン心理ドラマに高揚感が一気に駆り立てられていく。
◆見よ!43歳のクォン・サンウの肉体美を!!
いつどこでどんな死を遂げてもおかしくない過酷な宿命を背負い、困難な局面に幾度も直面する主人公を演じるのは、現在も韓流スターの第一線で活躍し続けている超人気俳優クォン・サンウだ。アクションからコメディまであらゆる作品で主演を務め、カリスマ性をアップデートしてきたトップスターが、本作の役作りのために3か月以上の激しいトレーニングを経て筋肉量を6kg以上増やし、それでいて体脂肪率はなんと一桁の9%というという眼福ボディに進化!クォン・サンウ史上最強にパンプアップされたその肉体からは、阿修羅のオーラが放たれていると言っても過言ではない。
もちろん、プロ棋士の指導のもとで囲碁の手さばきもパーフェクト・レベルに到達。クセの強〜い強敵らを相手にした道場破りさながらの実戦シーンに高度なイマジネーションが投入されているため、囲碁のルールを知らなくとも緊迫の臨場感に幾度も手に汗を握ってしまった。占い師との対戦では暗い過去をズバズバと言い当てられ、激しい動揺を精神力で封じ込めようと苦悶の表情を見せる。猛スピードの汽車が迫りくる鉄道橋のド真ん中での無謀な対局では、己の鬼手に全身全霊を注ぐ。クォン・サンウの鬼気迫る魂が、あらゆるシーンに込められている。
◆クールな瞳を持つウ・ドファンに注目!
そんな怒涛の展開のさなか、主人公グィスの動きを阻止する人物が現れる。深い恨みを煮えたぎらせたその青年は、グィスに猟奇的な対局を強要したかと思えば、カンフーアクションのようなキレッキレの激烈肉体バトルも繰り広げていく。
大先輩のクォン・サンウを相手に堂々たる存在感を示したのは、映画『ディヴァイン・フューリー/使者』で異色のキャラクターを好演した若手注目株ウ・ドファンである。個人的に感じるウ・ドファンの魅力をひとつ選ばせて頂けるなら、“正統派恐竜顔”にあると思っている(ホメてます…笑)。『MASTER/マスター』のキム・ウビン、『タクシー運転手 約束は海を越えて』のリュ・ジョンヨルなど若き個性派スターのDNAを継承するような、作品の空気感をピリリとさせる不思議な魔性を秘めているのだ。
顔面偏差値も肉体的ポテンシャルもとてつもなく高いウ・ドファン。今夏7月6日に韓国陸軍に入隊し、“ウ・ドファン・ロス”も避けられぬ運命か…。
◆ウ・ドファン vs クォン・サンウ、必見のアクション!!
本作は実は、2014年に製作されたチョン・ウソン主演映画『神の一手』より15年前の“スピンオフ前日談”という設定になっている。けれど、『神の一手』も『鬼手』も完全に独立したストーリーだ。それぞれを見比べて是非お楽しみあれ!!
『鬼手(キシュ)』
2020年8月7日(金)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
【出演】
クォン・サンウ『探偵なふたり』
キム・ヒウォン『アジョシ』
キム・ソンギュン『ゴールデンスランバー』
ホ・ソンテ『犯罪都市』
ウ・ドファン『ディヴァイン・フューリー/使者』
【スタッフ】
監督:リ・ゴン
2019年/韓国/106分/シネスコ/5.1chデジタル/原題:신의한수:귀수편(英題:THE DIVINE MOVE 2: THE WRATHFUL)/日本語字幕:石井 絹香
配給:ツイン
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★ウ・ドファン出演映画『ディヴァイン・フューリー/使者』 2020年8月14日(金) シネマート新宿ほか全国ロードショー