【D.O. ＜EXO＞主演】韓流映画『スウィング・キッズ』の魅力に迫る！

あらすじ…

舞台は朝鮮戦争時代の巨済（コジェ）捕虜収容所。

収容所のイメージアップのために捕虜たちでダンスチームを結成するよう命じられた元ブロードウェータップダンサーの米軍下士官ジャクソンは、収容された人々の間で英雄的存在であるギス、4ヵ国語を操る少女パンネ、生き別れの妻を探すビョンサム、そしてぽっちゃりな見た目とは裏腹に栄養失調を患いながらも、キレキレな踊りで魅了する中国人のシャオパンを集め、最高のステージを目指す！

反米感情を抱く他の捕虜たちの目を気にして、隠れるようにアメリカのタップダンスを練習するギス。
皆に知られることを恐れながらも、躍る楽しみを知ってしまった彼の上達をもう誰も止めることはできなかった。

そんな中捕虜の中に潜む共産主義者をあぶり出そうとする動きが活発になり、不穏な雰囲気が収容所を覆い始めていた…。

異色のキャスティング！？

元ブロードウェイダンサーである米軍下士官ジャクソンを演じたのはジャレッド・グライムス。
実際にブロードウェイでトップダンサーとして活躍する彼のダンスは、監督も「人間ができるレベルのものだろうかと思うほど素晴らしかった」と絶賛するほど。

初めから観客を圧倒する華麗なタップダンスはその軽快な音が耳にも楽しく、他の役者たちを牽引する踊りに加え、演技も素晴らしかったです！

さらにトラブルメーカーかつ捕虜たちの英雄的存在であるロ・ギスを演じたのは、人気アイドルグループEXOのメインボーカルD.O.

6ヵ月にも及ぶ特訓をしたというタップダンスは共演したジャレッド・グライムスに引けを取らないほどの高いレベルで、メイキングに収録されたD.O.のどこでも地を蹴ってステップを踏む様子は、まさにタップダンスに魅了された主人公ギスの姿と重なりました。

韓国アイドルとブロードウェイダンサーのコラボというのは異色ですよね！
二人はダンスの練習を通してとても仲良くなったそうで、最後には他のメンバーと共に劇中と変わらない深い絆で結ばれたチームとなったそう。

またフレッシュな演技で観客を魅了したパンネ役のパク・ヘスは、今回監督のプッシュでヒロインに大抜擢された新人女優。撮影当時は22歳ぐらいだと思いますが、ひたむきな純粋さや可愛らしさは10代だと勘違いしてしまうほどでした。

劇中ではタップダンスだけでなく、歌や英語、中国語、朝鮮語の３ヶ国語を話すシーンもあり、マルチな才能を惜しみなく発揮。

個人的には劇中で力強くかっこいい声で歌い上げた”If I Knew You Were Comin’ I’d’ve Baked a Cake”が一番印象に残るほどよかったので、素敵な歌声を披露する機会がもっと増えて欲しいです！