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【連載】韓流&K-POPスター取材裏話第7回 ヒョンビンの過去を深掘り!③初主演映画のPRで初来日

公開日 2020/12/09 19:19

変更日 2024/08/14 00:50

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Netflix の人気ドラマ『愛の不時着』の北朝鮮軍人リ・ジョンヒョク役で二度目の大ブレイクとなったヒョンビン。デビュー前から、その後の軌跡まで取材裏話を交え、数回に分けてお届けします。今回は初主演映画『百万長者の初恋』(06)のことが中心です。



これまでの連載はこちらから。

初主演作『百万長者の初恋』記者会見@ソウル

ドラマ『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイクしたヒョンビンが映画初主演を果たしたラブ・ストーリーが『百万長者の初恋 』です。相手役は当時、SMエンタテイメントの一押し女優だったイ・ヨニ。監督は『火山高』『オオカミの誘惑』のキム・テギュン。

ワガママ放題の財閥3世ジェギョン(ヒョンビン)は18歳の誕生日に祖父から莫大な遺産を相続することになっていた。だが、遺言状に書かれた相続の条件は、田舎のある高校を卒業すること。仕方なく転校したジェギョンは、今までとはかけ離れた生活に戸惑い憤りを感じていたが、しだいに自然に囲まれた環境でクラスメイトと打ち解け成長していく。同級生のウナン(イ・ヨニ)と互いに惹かれ合うジェギョンとだったが、ウナンは病魔に侵されていた…。

 というピュアな純愛ストーリー。当時、25歳にして制服がまだまだイケるヒョンビンがアイドルのようなオーラを放つ作品です。

SEOUL, SOUTH KOREA – MAY 30: South Korean actor Hyun Bin attends ‘No Tears For The Dead’ VIP screening at Yongsan CGV on May 30, 2014 in Seoul, South Korea. The film will open on June 04, in South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)

 私が生ヒョンビンを初めて見たのは、06年2月ソウルのロッテシネマで行われた完成披露記者会見のときでした。黒のスーツで決めた姿はスタイリッシュで素敵でした。ところが、映画ポスターを前に、立ち姿で写真撮影という時に、ポーズを決めきれず不用意に足が開いていたり、よく観察してみると頬に産毛が残っていたりと、スキがあるのです。文句のつけようのない外見を持ちながら、ナルシストになり切れないところに好感を持ちました。
 
 
でも、いざ会見が始まると、緊張しつつも、落ち着いた対応ぶりで、やっぱり実年齢より大人の印象を強くしました。ここぞと、私は一度に3つの質問を投げかけました。するとヒョンビンはよどみなくすべての質問に的確に答えたのです。その記憶力と頭の回転の速さに舌を巻きました。

「もし、あなたが女性だったらヒョンビンさんと付き合いたいと思いますか?」というのが最後の質問でした。大抵この問いに対する韓流スターのリアクションは、驚きか笑いなのですがヒョンビンは動じないまま、「自分で自分の魅力は分かりませんが、もし道ですれ違ったら、付き合うまでは行かなくても、話しかけたいと思ってもらえるぐらいの好感度はあると思います」と答えたのです。

そんな大物ぶりを見せる一方、とことん善良な面も覗かせました。会見後、写真撮影のため舞台をセッティングし直しているときに、カメラマンがサインを求めてきたのです。それも1人ならまだしも3人も。こういう場でサインをねだるのは非常識だし日本ではありえないのですが、彼はカメラマンに一礼までして嫌な顔もせずむしろ「僕のサインで喜んでもらえるなら」と言う態度で律儀にサインを書いていました。

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