COLUMN コラム

変幻自在なおばあちゃん、ユン・ヨジョンが映画『ミナリ』でオスカーに王手!

公開日 2021/03/20 21:55

変更日 2024/09/03 10:20

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今年のアカデミー賞で台風の目となっているのが『ミナリ』で助演女優賞にノミネートされたユン・ヨジョン(73歳)です。これまで変幻自在な役柄を演じてきた彼女の意外な一面と本作の魅力に迫ります。

本作は、80年代のアメリカ南部を舞台に、韓国系移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描き、サンダンス映画祭の観客賞、審査員特別賞をはじめゴールデングローブ賞の外国語映画賞など賞を総なめ。第93回アカデミー賞で6部門にノミネートされ『パラサイト 半地下の家族』に続き、オスカーで大注目されている話題作です。

さらに、ヨジョンはアメリカ映画賞での演技賞27冠(3月11日時点)を達成という大快挙を成し遂げオスカーでも最有力といわれているのです。

1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。

荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、 いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。

まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。

だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。(公式サイトより)


監督を務めたのは『君の名は。』のハリウッド実写版に抜擢されたリー・アイザック・チョン。制作はブラッド・ピット率いる「プランB」、北米での配給は『ムーンライト』などでオスカー常連となった映画会社「A24」と、話題性も抜群です。

韓国系アメリカ人の監督が演出し、米国の映画会社が制作した本作ですが、セリフの約80%が韓国語という異色の作品で、監督の自身の幼少期の経験をもとにした半自伝的な物語なのです。

タイトルの『ミナリ』はセリ(芹)を意味する韓国語。監督の祖母がアメリカに渡った際にミナリの種を持ち込んで植えたそうです。

たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいと言われるセリ。すくすくと育つ姿がまだ子供だった監督に強烈な印象を与えたそうで、その様子は劇中でたくましく生きる家族のように象徴的に描かれています。

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