公開日 2020/05/01 11:35
変更日 2024/06/20 20:15
若い女性 リラックス
次々と新しい言葉が生まれる国、韓国。話題になった造語は、ニュースやドラマにも登場したり、定着するスピードがとても速くて、筆者もついていくのが大変…!今回は、同じような悩みをお持ちの韓国語学習者向けに、コロナウイルスのせいで生まれた韓国語の「新造語」を紹介します!
柔軟な語彙で次々と新しい言葉が生まれる「韓国語」。
韓国で生まれる新しい言葉は「新造語」と呼ばれて、ネット上などで当たり前に使われるだけでなくドラマやニュースに登場したりもするんです!
しかも昨今は、コロナウイルスの影響で次々と「新造語」が誕生中……!
日本人で翻訳をしている筆者は、ついていくのも非常に大変…。
今回は、ネット上やニュースで新しく登場している「コロナウイルス関連の新造語」をご紹介。
これを読んで軽く覚えておくと、今後ドラマやバラエティを見るときに役に立つかもしれません♪
それではご紹介していきます!
ソーシャルディスタンス(2人、片手広げる)
直訳すると「社会的距離を置くこと」。
日本でも話題の「ソーシャルディスタンス」のことですね。
ハングルでは「사회적 거리두기」と書きます。
韓国でも多くの人が使っているワードです。
コロナ対策のために距離を取るというそのままの意味でほとんどは使われます。
ただ、最近は別の使われ方をすることも。
集合写真で、友達が周囲にいなくて1人気まずい感じの写真が撮れたときなどの言い訳で、「사회적 거리두기」だと言い張る人も…(笑)
子豚の貯金箱とオモチャ金貨
なにを意味するのかというと「マスク」!
マスクの需要高騰で手に入らなくなってしまった時にマスクが高騰して、クム(金)とマスクが合わさってできた言葉。
「マスク○枚と、○を交換」という風にお金代わりに使われてしまう事態も発生しました。
現在は韓国では、マスクの供給が安定しているそうですが、使い捨てマスクはまだまだ価値が高いそうです。
즐거운 형제자매
英語の「un」と「contact」が合わさった新造語。
日本語でいうと「非対面のコミュニケーション」といったところでしょうか。
もともとは「接触を避ける」という意味で、コロナ以前からあった言葉のようです。
最近はアイドルたちがオンラインでファンと触れ合う「オンテクトゥイベント」などが増えて使う人が増えました。
ちなみに代表的な「オンテクトゥ」の手段は「ペダル(配達)」!
韓国はもともと配達文化が発達している国。
若い人はなんでも配達を頼む人が多かったのですが、コロナの流行を機に幅広い年代の方が「ペダル(配達)」を常用するようになったとも言われています。
若いビジネスマン
日本語に訳すと「想像コロナ」!
どんな意味かなんとなく分かる人もいるかもしれません。
想像コロナは「軽い症状が出てすぐにコロナを疑うこと」です。
日本でもそのような方が非常に多いかと思います。
症状が軽すぎて、逆に病院に行くのが迷惑だし危ないのではないか…でもコロナだったら…という不安を持たれる方も多いそう。
バスルームでリラックスする女性
バンコクはタイの首都のこと…ではないです!!(笑)
バンコクは「방에 콕 틀어박히다(部屋にずっと引きこもる)」の略。
コロナ以前からあったワードですが、最近はインスタグラムなどでもかなり使われている言葉です。
同じような言葉で「チブコク(집콕)」という言葉もあります。
ダイエット 体重計 女性 悩む
コロナ感染者=「ファッジンジャ(확진자)」と、太る=「サリチンダ(살이 찐다)」を掛け合わせた新造語です。
意味は「확(あっという間に)찐(太った)자(人)」ということ。
ファッチンジャの感染経路は、おおむね「ベッド→冷蔵庫→ソファ→冷蔵庫→ベッド」が多いそう。
みなさんも気を付けてくださいね!(?)
実は、もう一つ「コロナのせいで急に太ってしまった人」を表す言葉があります。
それが「サルチョンジ(살천지)」
お肉=「サル(살)」と、コロナのクラスターになってしまった新天地=「シンチョンジ(신천지)」を合わせた言葉です。
日本と同じように韓国も、暇を持て余すあまりいっぱい食べる人が増えてしまっているのがわかりますね(笑)
料理をする男性
トルバットルバッは略語です!
意味は「帰ったらご飯準備して、帰ったらご飯準備する(돌아서면 밥차리고 돌아서면 밥차리고)」という意味。
今は韓国はオンライン授業に切り替わっているので、子どもたちが家でご飯を食べなければいけません。
家族で外食もはばかられるので、1日3食は自分たちで準備しなければいけません。
主婦(夫)の「家に帰ったらご飯作らなきゃいけない」というストレスから、このような言葉が生まれたと言われています。(笑)
若い女性 テレビ
スポーツファンや、アイドルファンも今は外出して観戦することができないため、家にあるTVを見ながら応援する他にありません。
そんな状況で生まれた新造語が「ジッカン(집관)」
家=ジプ(집)と、直接観戦=ジッチョプカンジョン(직접관전)が合わさってできた言葉です。
最近、SuperMというアイドルグループがジッカン専用の公演を行って、話題になりました。
外出自粛で苦しむスポーツ業界、ライブ業界が、ジッカンファンをどれだけ楽しませることができるかが注目されています。
いかがでしたか?
韓国のニュース、バラエティをよく見る方ならすでに知っている言葉も多かったかもしれません。
韓国人のお友達や、芸能人のツイートなどで、登場することも多い言葉なので覚えておいて損はないはず。
参考になれば嬉しいです♪