COLUMN コラム

女性がハマってしまうK-POPの“女性アイドル”…アイドルバトル番組「Queendom」が残した魅力

公開日 2020/06/01 15:24

変更日 2024/06/20 20:16

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韓国で大人気を博したガールズグループのバトル「QUEENDOM」をご存知でしょうか?「女性アイドルを応援する女オタク」が大好きな要素が詰まったQueendomをご紹介!人気の理由と、女性だからこそハマルK-POPガールズグループの世界をご紹介。今現在放送中の「Road to Kingdom」についても!

QUEENDOMは、ガールズグループが真正面からぶつかり合う同時カムバックバトル番組。

K-POPを代表するアイドルたちが同じ日の同じ時間に新曲を公開するというのが特徴です。

出演した6組のグループは実際に、2019年10月24日に同時カムバック!

ステージは観客の投票で順位付けされて、優勝グループにはカムバックショーの開催が、最下位となったグループにはペナルティがありました。

「Queendom」でしか見られない、各グループのスペシャルパフォーマンスステージと、ただのサバイバル番組ではない一風変わったシステムで韓国では非常に話題になりました。

「QUEENDOM」、女性に人気の理由3つ

QUEENDOMが人気を博した理由について、(筆者目線ですが)要素だけ挙げるならば、

・ビジュアル
・世界観
・メッセージ

この3つが柱になっているのではないかなと思います。

1つ1つ紹介していきます!

「羨ましい」をはるかに超える、美しく強いビジュアル

以前の「ガールクラッシュ」なら、確かに、高身長でいわゆるイケメン顔の女性が持て囃されていました。
しかし、今のガールクラッシュはそこから一歩先に進み始めています。

「低身長でぱっちり目の女の子=男ファンが多い」
「切れ目でショートの似合う女の子アイドル=女ファンが多い」

このような考え方だけではなくなってきました。

実際、身長が低くても、顔が丸みを帯びていても女性ファンを確実に積み上げるアイドルも。
その理由として、男性のそれとはまったく違う「女性の美しさ」に惹かれる女性ファンが増加していると感じています。

ビジュアルだけで判断できるほど、女性アイドルの魅力は一辺倒ではないんです。

世界観と高級感が保たれた衣装・ステージセット

例えば、AOAの「ミニスカート」という曲は、2010年代に可愛さとセクシーさで完全に世の男性を虜にしていました。
しかし、Queendomでの「ミニスカート」は、豪華なアクセサリーとオールブラックの衣装!
セクシーさがグレードアップしていて、近寄りがたいぐらいの強さを強調してます…!

K-POPのアイドルたちが、ミニスカートやホットパンツではなく、足を完全に覆うパンツスーツを着て舞台に上がるのも少し前なら珍しいことでした。
しかし、Queendomでは、曲の世界観に合わせて大胆な衣装、舞台構成がされています。

ステージプロデュースは出演するアイドルたちの意見が取り入れられているので、女も憧れる新しい女性像を表現するのにピッタリな番組でした。

「女性」としてのメッセージ性

Queendomに出演したグループは、デビュー年も経験年数も年齢も売れ方もバラバラ。
しかしQueendomでは一貫して「大衆」を意識したメッセージを発信していたように思えます。

全体を通して、「男性ファン」だけに焦点を当てたパフォーマンスよりも、アーティストとして「どれだけ自分を表現できるか」。
そして「女性に対する古い概念を捨てろ」と言わんばかりの自己主張もありました。

例えば、「舞い落ちる花になりたくない、I am tree」と歌ったり、アーティストとして、女性としての主張が現れています。

「男性ファンだけ」ではなく、大衆を正確に狙ってきたのが、Queendomが成功した理由なのではないでしょうか。

Queendom出演者&レジェンドステージ紹介

ここからがはQueendomに出演した、5組+1人の出演者とオススメステージを紹介します!

MAMAMOO

韓国の4人組女性音楽グループで2014年にデビュー。
個性を炸裂させたステージが特徴で、ファンの8割は女性だと言われています!

サムネだけでも、4人それぞれ個性的な衣装、パフォーマンスで一見バラバラにも見えるMAMAMOO。
1人ずつテイストが違うソロパート、でも一貫して1つの世界観を歌っています。

曲の後半になってやっと4人が1ステージに揃うところはさながらアベンジャーズ!
演出も相まって、ただものじゃない感溢れています。

AOA

2012年に8人組でデビュー。セクシーなお姉さんコンセプトで2010年代に大ヒットしたグループです。
メンバーの入れ替わり・脱退などを経験して、現在のメンバーは5人…!

クイーンダムでしかできない演出だっただろう「Egoistic」のステージは、自分勝手な彼氏から綺麗サッパリ自立する女性を歌っただけに、「強い女性」がテーマ。

そのためにAOAが準備した秘策は、衣装。
AOAと女性ダンサーはパンツスーツ、逆に男性ダンサーはハイヒールに足も肩も露出した格好。
男女どちらが秀でているとかではなく上手に調和しているところに、AOAの経験値の高さが伺えますね!

Park Bom

2000年代に一世を風靡したアイドル「2NE1」出身。
圧倒的な声量と優れたスキルでいろんなジャンルの歌をこなしていて、もはやアイドルを超えたボーカリストでもあります。

パク・ボムと、ラッパーのチーターがコラボして、隙一切なしの近寄りがたいオーラで包まれたステージ!

原曲のテーマを踏襲しながらも、ボム姐さんにしかできないカラーにアレンジされています。
とにかく迫力が凄いです。

(G)I-DLE

2018年デビューした、韓国、タイ、中華圏出身の国際派グループ。
リーダーソヨンのプロデュース能力の高さでも有名。ガールクラッシュな強いコンセプトで「クイーン」という単語がよく似合うグループ。

ゴシックな雰囲気とストーリーから始まって、(G)I-DLEが有無を言わさず己の世界観に観ている人を引きずりこむ感じが好きです。

バックダンサー、衣装、ネイル、アクセサリー、メイクも「ライオン」に徹していて、可愛さを完封しているところがカッコいいです。
ニコニコしないどころか、むしろ睨んでくるところに女性はキュンとくるのではないでしょうか。

OH MY GIRL

2015年デビュー。
女性も虜にする神秘的でコンセプチュアルな楽曲と、1人1人の実力が発揮される生のステージの完成度で話題の人気グループです!

男性アイドルでは少し流行ったオリエンタルな雰囲気。

実際に昔の女性が着ていたカラフルなハンボクではなく、黒色に肌の露出を抑えています。
イントロから曲が終わるまで、舞台構成・衣装・振付も全て曲の趣旨を外さずに完璧にOH MY GIRLの濃い色に染まっている感じが好きです。

Lovelyz

2014年デビュー。清涼感ある可愛いコンセプトで熱狂的な男性ファンが多いことでも有名なLovelyz。
清純なメイクと、ミニスカートの揃った衣装で、可愛い女の子を歌うことが多いです。

Lovelyzにそれまでなかった新しい1面を見せつけたのがBrown Eyed Girls「Sixth sense」!

Lovelyzがこの選曲をするだけで驚きでしたが、完全な真似よりも、Lovelyzが得意とする恋愛色が良い感じに加わっていると思います。
パフォーマンス、歌声など、Lovelyzの新しい1面を見せたギャップが詰まったステージです。

男性版QUEENDOM、「KINGDOM」が進行中!

実は今、Queendomの男性版である「Kingdom」が制作決定しているとのこと!

現在は「Kingdom」出演者を選ぶ番組「Road to kingdom」が進行しています。
こちらも既に、既存の枠をぶち壊す、次世代のアイドルたちが出ています!

まだ「Kingdom」の最終出演者は決まっていませんが、Mnetで配信されていますので、気になった方はご覧になってみてはいかがでしょうか♪

Road to Kingdomの情報

2020年4月30日(木)から毎週木曜日20:00にMnetで日韓同時放送。

出演:PENTAGON, ONF, Golden Child, THE BOYZ, VERIVERY, ONEUS, TOO

すでにスカパー!、ケーブルテレビ、ひかりTV等のIPTVをご利用の方は追加申し込みで視聴可能です。
Queendomは再放送の予定がまだありませんが、公式Youtube等でステージ映像は視聴可能です。

2020 AOA LOVELYZ MAMAMOO OH MY GIRL トレンド

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