公開日 2020/12/13 21:00
変更日 2024/06/20 20:43
SEOUL, SOUTH KOREA - NOVEMBER 14: South Korean actor Seo In-Guk attends the press conference for KBS drama \"The King's Face\" at Grand Ambassador Hotel on November 14, 2014 in Seoul, South Korea. The drama will open on November 19, in South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
俳優ソ・イングクが主演を務める時代劇『王の顔』。16世紀末から17世紀始めの朝鮮王朝時代を舞台に、15代王公海君の波乱万丈な人生を描いています。今回は、顔にその人の運命が現れるという“観相”をテーマに14代王宣祖と光海君の葛藤を描いた『王の顔』のあらすじやキャストをご紹介します。
ここでは、『王の顔』のあらすじを3つのポイントにわけてご紹介します。(※最後にはネタバレも含まれているので注意してください)
宣祖(ソンジョ)は、“王になってはならない相”だと予言されているにも関わらず朝鮮王朝の14代王になりました。王になって20年後、予言が当たったのか朝鮮は飢餓と病によって苦しめられるように。
宣祖は民のために雨乞いをする一方で、吉相を持つ光海君(クァンヘグン)に王座を奪われまいと彼の相を凶相に変えようと目論んでいました。光海君はそんな父の企みに気づいていながら、父を思う故に気付かぬふりをします。
そのころ民の味方であった大同契(デドンゲ)は逆賊になってしまいます。なぜなら、王家に伝わる観相書で“今の王が王の顔ではない”と証明する「龍顔秘書(ヨンアンビソ)」を大同契の一員であるキム・ドチが盗もうとしたからです。
光海君は書店である青年と出会います。その青年はなんと幼なじみのキム・カヒでした。彼女は訳あって男の格好をしていたのです。
カヒの父が大同契の一員であることを知った光海君は彼をかばおうとしましたが、すでに宣祖に証拠を押さえられ、カヒの両親は投獄されてしまいます。
カヒは家族を助けるために王の後宮になることを決心。しかし王妃に反対され後宮にはなれず父は処刑、母とカヒは官婢にされてしまいます。
三年後、光海君は名の知れた観相師に、カヒは父の無念を晴らすために大同契の一員となっていました。
王族の狩りの日、光海君の弟・信城君の暗殺未遂事件が起こりました。王に命じられ犯人探しをしていた光海君は、カヒが犯人であると気付きます。
しかし彼はカヒが犯人だと言えず、そのまま身分を剥奪されてしまいました。
自らの力で地位を取り戻した光海君。キム貴人に毒を盛られたり倭国との戦争が起こったりとさまざまな波が押し寄せますが、カヒの助けもあり無事に乗り越えていきます。
最終回、光海君は廃位の危機に瀕します。カヒは彼を救うため宣祖を暗殺、自分も命を絶とうとしました。そのおかげで光海君は廃位を逃れ、その後朝鮮王朝の15代王となりました。
王座についた光海君は「民の顔が王の顔そのものだ」と言い、権力に驕らず民のことを一番に考える聖君として朝鮮王朝を治めていくと宣言。真の王の顔とは、民の顔のことだったのでした。