公開日 2021/01/30 19:00
変更日 2024/06/20 20:46
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2018年3月、韓国芸能界を代表するベテラン俳優チョ・ミンギの死は、韓国だけでなく日本でも報じられました。その理由は信じがたいものでしたが、今回の記事では、プロフィールと代表作3つにスポットを当て、生前の彼の活躍についてご紹介します。
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本名:チョ・ビョンギ
生没年:1965年 11月5日~2018年 3月9日(52歳没)
出身地:韓国 ソウル
デビュー:1983年MBC第22期公開採用タレント
チョ・ミンギは、1988年に俳優デビュー。テレビドラマ・映画・演劇などで活躍した彼は『イルジメ~一枝梅』(2008)、『善徳女王』(2013)、『華城(ファジョン)』(2015)など、多数の代表作に恵まれ、時代劇の王様役を得意としていました。
その後大学教授として教壇に立っていましたが、女子学生に対するセクハラ容疑で訴えられてしまいます。最初は事実無根だと否定していましたが、警察の捜査を受ける直前、「すべて自分の落ち度で、僕の罪です」と遺書を残し自宅マンションで自らの命を絶ちました。
彼の死は、芸能界、そして彼の家族にも衝撃を与えました。
疑惑が浮上した翌日、韓国芸能界にme too運動が起こり、「自分もチョ・ミンギの被害者だ」と複数の女優が名乗りだしました。また、別の俳優や演出家などからもセクハラ被害を受けたという告発が相次ぎました。
これにより、彼の葬儀には芸能関係者の弔問は少なく、同じく俳優であるチョ・ソンギュは「罪は罪、縁は縁だ」と不満をあらわにしていました。
さらにチョ・ミンギの死後、娘であるユンギョンさんは芸能界入りが決まっていましたが、父親の不祥事により立ち消えになってしまったというニュースが流れました。しかしその後、ユンギョンさんは「芸能界に入る意志はなく、自身の大学での研究を映像にするために業界関係者と接触しただけだ」と釈明したということです。
マスコミの過熱報道や思うところがある関係者もいるかも知れないですが、残された遺族の気持ちも大切にしてもらいたいですね。
キム・サムジンさんは1991年にチョ・ミンギと結婚し、その後1男1女に恵まれました。彼女はヘア&メイクアップアーティストと大学教授を職業としています。
事件から数ヶ月後、亡き夫の誕生日を祝うSNSを投稿しますが、炎上。この事件の爪痕が深いことが伺えます。
『われらの時代』(1990~1994)
『コッチ』(2000)
『不滅の李舜臣』(2004)
『イルジメ~一枝梅』(2008)
『エデンの東』(2008)
『善徳女王』(2009)
『私も花!』(2010)
『蒼のピアニスト』(2012)
『TWO WEEKS』(2013)
『華城』(2015)
『オレンジ・マーマレード』(2015)
『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち』(2016)
これらの中からも今回はチョ・ミンギの代表作3作品のご紹介をします。主に父親役や王様役で出演している作品を選びました。