中国版『ヒカルの碁』！ドラマ『棋魂(原題)』のあらすじ、キャスト、視聴方法まとめ

『棋魂（原題）』ってどんなドラマ？

ドラマ『棋魂(原題)』は、囲碁を題材にした日本の少年漫画『ヒカルの碁』の中国版実写化ドラマとして、2020年に中国の動画配信サービス「愛奇芸(iQiyi)」にて配信された作品です。
原作の世界観を引き継ぎ、囲碁を通じて成長する青少年の姿を爽やかに描いています。


漫画の実写化といえば、大コケすることが多い印象です。
しかし本作品は中国本土でも高く評価され、大ヒットを博しています。

実際に中国の総合評価サイト・豆瓣(ドウバン)の2020年高評価中国語ドラマランキングにて、堂々の第6位入りを果たすほどです。


本作品は二年もの製作期間がかけられました。
物語のベースとなる原作らしさを大切にしながらも、中国らしさをうまく盛り込んだ内容になるように丁寧に作りこまれたそうです。

そのため原作の軸はそのままに、舞台が中国であっても違和感のない作品となっています。
そのクオリティの高さから、「日本漫画・アニメの中国ローカライズにおけるお手本作品」と言われることも！

原作が好きな人も、原作を見たことがない人も、楽しめること間違いないです。

『棋魂（原題）』のあらすじ

時は1997年。
9歳の時光(シー・グァン)は、お小遣いの足しにできるものがないかと、祖父の家の物置で宝物を探していました。

そこで、古い碁盤を偶然見つけ、触れてしまいます。
すると碁盤に宿っていた南朝梁時代の天才棋士・褚嬴(チュー・イン)に取りつかれてしまうのです。

褚嬴の望みは、「神の一手を探すこと」。
その望みを叶えるべく、時光は囲碁の世界に足を踏み入れることに……。


手始めに探し当てた碁会所で、兪亮（ユー・リャン）という天才少年と対局することになった時光。
褚嬴の導きにより勝利しました。

この対局により兪亮は大きな衝撃を受けるのでした。


また、軽い気持ちで参加した囲碁大会で圧倒的な強さを見せた時光。
プロ棋士たちの目に留まり、囲碁道場に通うようになります。
しかし、道場に通う中で真剣にプロを目指している子供たちと、褚嬴の手助けありきの自分とを比較。
耐えがたい心情になるのです。


6年後、ひょんなことから旧友を助けるために再度囲碁の対戦をすることとなった時光。
対戦中に大ピンチに陥る時光。
再び褚嬴の声が聴こえ、再会することに。
この再会をきっかけに、旧知の囲碁仲間と褚嬴と共に、時光はプロ棋士を目指すことになるのですが……。

囲碁盤と碁石

出典元：PIXTA