ホアン・レイ主演！中国ドラマ『三国志 呂布と貂蝉』のあらすじ、キャスト、視聴方法まとめ

『三国志 呂布と貂蝉』ってどんなドラマ？

本作は、『三国志』における呂布と貂蝉のエピソードを大胆に再解釈し、全く新しい人物像として描いた歴史ラブロマンス作品です。

ホアン・レイやチェン・ホンなどのスター俳優が出演し、中国放送当初、高視聴率を記録しました。

歴史の波に翻弄されながらも、純粋な愛を貫き通してその運命に立ち向かう呂布と貂蝉。
そして、全く新しい人物像として描かれた『三国志』の英傑たちなど、見どころ満載の一作となっています。

しかし、そのあまりにも斬新な設定が視聴者に誤解を与えて批判が殺到したため、本国では一旦放送中止となりました。
その後、再吹き替えや合成など4回の修正を経て、最終的にはドラマのタイトルや役名が変更されることになった、異色の問題作でもあります。

『三国志』の古典的な登場人物の物語をパロディ化することが、当時のテレビドラマ規定に抵触したことが原因でした。

色んな意味で話題となった本作ですが、『三国志』シリーズとは別物として捉えて、全く新しいドラマとして鑑賞することをおすすめします！

『三国志 呂布と貂蝉』のあらすじ

ある日、呂布と董卓が貂蝉を賭けて決闘し、死闘を繰り広げていました。
出会った頃を思い返しながら刃を交えていく2人。
その後、貂蝉がその場に駆け付けると、董卓が倒れて死闘は終わりを迎えていました。

時は遡り、後漢末期。
天下が乱れ、各地で黄巾賊が反乱を起こしていました。
この反乱を鎮めて武名を轟かせようと、全国各地から英傑たちが集結し始めます。

ところが、全国から集まった腕自慢の男たちが、山林で何者かに襲われる事件が起きます。
まるで獣にでも襲われたかのような無惨な事件でしたが、その犯人はなんと人間の少年だったのです。

一方、黄巾賊の陣営でも不可解な事件が起きていました。
自らの命が長く持たないと覚悟している張角のところへ、天下統一を目論む心が現れます。

2人は妖術を使って激しくぶつかり合いますが、病を患っている張角は力が発揮できず、血を吐いて倒れてしまいます。
心は、声高らかに笑い、厳重警戒の黄巾賊本営の中を容易く立ち去っていくのでした。

その日の夜、死を覚悟した張角がオカリナを奏でていると、その音に誘われて呂布少年が現れます。
張角は、呂布にオカリナを渡すと、これから生まれてくる赤子を守るよう使命を授けて、その場で意識を失います。

翌朝、一晩で痩せ細った張角は、弟子の馬元義に看取られながら息を引き取りました。

同じ頃、黄巾賊を討伐する軍勢が押し寄せる中、馬元義の妻は身重な体で逃げながら産気づいてしまいます。
呂布少年の案内で、苦しんでいる彼女がいる場所へたどり着いた心。

赤子を産み落としたと同時に息絶える彼女の様子を見守り、その場から立ち去りました。
彼女が産み落とした赤子は死んだかと思われましたが、呂布が抱き上げると大きな産声を上げます。

そして心が夜空を見上げると、星の動きから呂布少年が抱える赤子に張角の魂が宿っていることに気づくのです。