公開日 2021/12/31 10:30
変更日 2024/07/03 10:48
CANNES, FRANCE - MAY 19: Hu Ge attends the photocall for \"The Wild Goose Lake\" during the 72nd annual Cannes Film Festival on May 19, 2019 in Cannes, France. (Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images)
『琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~』は、南北朝時代をモデルとした架空の時代を舞台に、男達の宮廷復讐劇を描いた時代劇です。放送開始と共に大きな反響を呼び、2015年最高のヒットドラマとなりました。今回は、そんな本作のあらすじやキャスト、視聴方法をご紹介します!
本作は、亡き一族や友人、無念の死を遂げた父のために復讐の鬼となった主人公の壮絶な復讐劇を描いた作品です。
中国版エミー賞で10冠に輝き、2015年中国ドラマ最高傑作と呼ばれた話題作となっています。
随所に張り巡らされた伏線や緻密なストーリー構成、魅力溢れる登場人物たちの駆け引きなど、見どころ満載の本作。
見始めたら続きが気になって止まらなくなってしまう作品と言えるでしょう。
その面白さから、日本でもハマる人が続出。
何事も倍返ししなければ気が済まないという主人公の特徴から、中国版『半沢直樹』とも喩えられています。
天才策士である主人公・梅長蘇を軸に展開される頭脳戦に、ハラハラドキドキが止まらない一作となっています。
また、ハリウッド映画のようなクオリティで凄惨な戦場を表現した本作。
巨額の制作費を投じた豪華絢爛な衣装やセットによって演出される名場面も多数あり、その映像美に圧倒されること間違いなし!
中国の南北朝時代をモデルにしつつも、架空の時代を舞台としているため、歴史的な背景を考えずに視聴できます。
中国歴史ドラマの初心者にもおすすめの作品です。
戦の最中に瀕死の重傷を負った林殊は、崖際で落下寸前の状態でした。
彼の手を掴んでいた父・林燮は、「生きろ。赤焔軍のために生き延びるのだ。」と声をかけ、混沌を極める戦場から逃がすためにその手を放します。
林殊はその直後、谷底へと落ちていったのです。
場面が変わり、そこは琅琊閣。
昔の悪夢を見て目を覚ましたその男の手には、「林」の文字が刻まれた腕輪が握られています。
どんな質問にも正確な答えを導き出す情報機関・琅琊閣には、各国の情報が集められていました。
北燕の国では、何の後ろ盾もなく勢力が最も弱かった六皇子が、琅琊閣の錦袋から知恵を授かります。
それをきっかけに、皇太子に幽閉されてしまったのです。
一国の動向を左右するほど影響力の強い琅琊閣の噂を聞いた梁の景桓(誉王)は、その錦袋の中身が気になっていました。
梁の国で後継者争いを有利に進める彼もまた、自勢力を盤石の基礎を築くために、琅琊閣の知恵を欲していたのです。
一方、対抗勢力の皇太子・景宣もまた、北燕に探りを入れていました。
調査の結果、北燕の六皇子が琅琊閣から得た錦袋に、「麒麟の才子を得る者、天下を得る」と記されていたことが判明。
「”麒麟の才子”とは、一体誰のことを指すのだろうか?」
両者共に、天下を手に入れることができる”麒麟の才子”の正体が気になり始めます。
その後景桓は、任務から帰京する前に琅琊閣を訪ねることにします。
そこで錦袋を授けられた景桓。
帰京後中身を確認すると、中には琅琊榜首位・江左の梅郎の名が記されていました。
琅琊閣の閣主・蔺晨は、景宣にも同じ内容の錦袋を渡します。
錦袋に記された人物が、江湖の秘密結社・江左盟の宗主である梅長蘇だと知った両者は、その男の獲得に動き出すのです。
その頃梅長蘇は、偽名を使って梁の都・金陵への潜入を試みていました。
景桓と景宣に招かれる前に、先に宮中入りを果たすためです。
寧国侯府に着いた梅長蘇は、謝玉を前に「蘇哲」であると名乗ります。
そして、梅長蘇の脳裏に戦での記憶がよみがえり……。