公開日 2022/01/30 20:00
変更日 2024/06/20 21:17
台灣,桃園,拉拉山,恩愛農場,櫻花
『両世歓~ふたつの魂、一途な想い~』は、恋愛やアクション、サスペンス等、様々な要素が楽しめる見応え満載の謎解きラブロマンス時代劇です。顔面偏差値の高い主演2人の完璧な恋愛模様を描き、大きな注目を集めました。今回は、そんな本作のあらすじやキャスト、視聴方法をご紹介します!
本作は、恋愛やサスペンス、アクション等の様々な要素が盛り込まれた見応え抜群の謎解きラブロマンス時代劇です。
主演の2人がお互いを大切に想い合う幸せなシーンから物語は始まります。
しかし、そんな2人を引き裂く事件が次から次へと続くのです。
双子の妹に扮して人生を送り、その後に記憶喪失になってしまうという難しい役どころを、一人三役でこなしたチェン・ユーチー。
その安定感のある演技力で、最後まで見事に演じきりました。
また、タイトルにもなっている「両世歓(りょうせいかん)」には、2つの世界を生きるという意味が込められています。
作品に秘められたその世界観に、心を奪われること間違いなしの一作となっています。
また、主人公たちの立場や関係性が全く違うものに変化していくのも本作の特徴です。
そのため、毎回新鮮な展開が多く、恋愛だけではなく殺人事件を調査する謎解きサスペンス要素も含まれています。
中国ドラマ定番のファンタジー要素を使わずに、身分の巧妙な設定を通して登場人物を全く別のキャラクターへと生まれ変わらせた本作。
他の作品にはない斬新な表現方法こそが、本作の特徴と言えるでしょう。
主人公たちは、生まれ変わっても大切な人と結ばれることができるのでしょうか……?
懐妊8ヶ月の雍王の妃・景氏は、昭州へ里帰り中に何者かによる襲撃に遭遇しました。
戦いの中で、刺客が「原」と刻まれた札を落とすのを目撃した知夏。
産み落とした子は景辞と名付けられましたが、景妃はそのまま亡くなってしまうのでした。
それから5年の歳月が過ぎたある晩のこと。
赤子の鳴き声が聞こえ、様子を見に部屋の外へ出た景辞。
亡くなった景妃の仇討のために、襲撃の首謀者とみられる原夫人の赤子を、知夏が誘拐してきたのです。
知夏は直ぐに赤子を殺害しようとしますが、景辞は「赤子に罪はない」とかばって助けます。
その子を風眠晩と名付け、自分の従者として育てることにしたのです。
こうして敵同士の息子と娘は、1つ屋根の下で暮らし始めることになります。
それから18年後。
景辞と風眠晩は大人に成長し、身分や立場の違いはありながらも、お互いのことを意識するようになります。
一方、紀の大将・李源は、雍との戦で勝利して勢いづいたせいか、昭王に政略結婚の話を持ちかけてきました。
ほぼ同時期に、雍の使者・趙岩も外交のために訪ねてきます。
どちらも強国であるが故に頭を抱える昭王は、今後の出方をどうするべきか悩んでいました。
そんな様子を見ていた昭王の娘・王則笙は、自分が他国で結婚させられてしまうのではと不安になります。
彼女は、密かに景辞に想いを寄せていたため、彼といつも親しくしている風眠晩へ怒りの矛先が向き始めます。
毒入りのお茶を運ばせて、その責任を風眠晩に背負わせようとしたり、風眠晩が可愛がっていた鷹を虐めたりと、その行動は激化。
共謀者として風眠晩を敵視している知夏が、その計画に加担していたのです。
それでも景辞は、子どもの頃と同じように命懸けで風眠晩を守り、自分も一緒にその責任を背負う覚悟で彼女に寄り添っていったのです。
仇の娘であることで、長年知夏に虐げられてきた風眠晩。
そんな彼女の涙を見て、景辞は自分のことのように心を痛めます。
そして遂に、二度と彼女を陥れるようなことはしないようにと知夏を戒めるのです。
ある晩、風眠晩と景辞は街へ出て、屋台が並ぶ通りを共に歩きます。
その街には、蓮の灯篭に願い事を書いて湖へ流すという風習がありました。
風眠晩は「景辞と老いるまでずっと一緒にいたい」と願い事を書き、灯篭を流します。
景辞の灯篭には「風眠晩の願いが叶いますように」と書かれていました……。