公開日 2022/02/28 18:00
変更日 2024/06/20 21:17
PARIS, FRANCE - JANUARY 20: Hu Bingqing, wearing a colorful printed midi dress and black boots, is seen in the streets of Paris after the Kenzo show on January 20, 2019 in Paris, France. (Photo by Claudio Lavenia/Getty Images)
中国ドラマ『独孤伽羅~皇后の願い~』は、政略結婚から始まる真実の愛を描いた時代劇ラブロマンスです。乱世の中、欲望と策略に翻弄されながらも、夫を隋の初代皇帝へと押し上げた皇后・独孤伽羅の物語は、視聴者の胸に刻まれる傑作となりました。今回は、そんな本作のあらすじやキャスト、視聴方法をご紹介します!
本作の舞台は、長い戦乱の時代を経て再び中国を統一した隋の時代。
「独孤天下」の予言を授けられた独孤家の三姉妹を軸にして、運命に翻弄されながらも、成長していく彼女たちの姿が描かれています。
ヒロインである独孤伽羅は、中国で初めて一夫一婦制を提唱したことで知られています。
隋の初代皇后となったことでも有名な人物です。
彼女が少女から大人の女性へと成長していく中で、政略結婚、陰謀、策略など数々の事件が周囲で繰り広げられていきます。
そんな彼女が、どのようにして隋の初代皇帝を押し上げていく賢后へと昇り詰めていったのか。
史実に基づいた人間ドラマから目が離せません。
主演のフー・ビンチンは、『ときめき♡旋風ガール』で注目された、今最も勢いのある若手女優の1人です。
お転婆で自由奔放な少女時代から覇気に満ちた皇后となるまでの独孤伽羅を熱演し、新たな境地を開きました。
フー・ビンチンの代表作となった本作を通して、彼女の素敵な魅力を感じ取ることができます。
南北朝時代は、まさに乱世の時代でした。
西暦534年、北魏の孝武帝は高歓を討とうしますが、返り討ちにあって大勢の配下が寝返ってしまいます。
わずか5千の兵で落ち延びた孝武帝は、大将軍・宇文泰を頼るため長安へ。
相次ぐ敵の追撃によって、絶体絶命の危機に陥っていました。
「朕の運命もこれまでのようだな」
死を覚悟したその瞬間、独孤如願が現れて窮地を救われます。
寺で身を潜めることにした孝武帝の一行は、壁に占いの文字が刻まれていることに気づきました。
孝武帝が命運を占うと、「帝星はいまだ明けず 独孤の天下となる」という予言が記されます。
孝武帝は、この一件で独孤如願に強い信頼を置き、その証として彼に「独狐信」という新たな名前を与えるのでした。
天下統一のためには、独狐の力が必要不可欠となったのです。
やがて孝武帝が都を長安へ移すと、宇文家が実権を握るようになり、宇文覚は北周を建国しました。
柱国大将軍となった独狐信とその一族が総出で、宇文覚たちの来訪を出迎えます。
皆が跪いて挨拶をする中、横暴な態度の宇文護だけは馬からも下りずに不遜の態度でした。
弓術の的当ての時も、不敵な笑みを浮かべて皇帝に矢を向ける有様です。
そんな張り詰めた空気を一瞬で和やかな空気に変えたのは、どこからともなく現れた独狐信の娘・独孤伽羅でした。
宇文覚は、伽羅に「褒美をやる」と大衆の面前で皇帝としての器の広さを誇示。
しかし、内心は腸が煮えくり返っている状態です。
傲慢さが増す宇文護をすぐにでも始末するため、独狐信に相談することが来訪の本当の目的でした。
「焦ってはなりませぬ ご冷静に」
独狐信は宇文覚にそう言い聞かせて、歓迎の宴を始めます。
一方、独孤家の長女・般若には、密かに愛する男性がいました。
その相手こそが、宇文護でした。
般若は「独孤天下」の予言が自分の天命だと考えていたのです。
そして、天下をとる皇后となるためには、宇文護の力が必要でした。
それは宇文護も同じで、宇文覚を皇帝の座から引きずり落とすには、般若の存在が必要だったのです。
利害が一致している者同士で惹かれ合っていた2人ですが、1つだけ違う点がありました。
それは、般若は家族のことを第一に考えているということ。
皇帝の忠臣である独狐信のことが目障りだと考えていた宇文護。
そんな彼に対して般若は、「家族に手を出したら一生後悔させる」と強気で釘を刺すのでした。