COLUMN コラム

韓国発の動画サイト、WATCHAで配信。ハン・イェリ主演『最悪の一日』を紹介。

公開日 2021/09/08 01:52

変更日 2024/06/20 21:24

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映画『ミナリ』で家族の絆を信じ葛藤する母・モニカ役が記憶に新しいハン・イェリが主演を務め、舞台や映画で活躍する岩瀬亮が出演する映画『最悪の一日』。今月から韓国発の動画サイト<WATCHA(ウォッチャ)>で配信される今作をご紹介いたします。

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出演:ハン・イェリ、岩瀬亮、イ・ヒジュン、クォン・ユル
監督:キム・ジョングァン
原題:최악의 하루/Worst Woman
制作国:韓国 制作年:2016年 本編尺:94分

俳優志望の女性ウニを演じるのは2020年米アカデミー賞6部門ノミネートの映画『ミナリ』で一家の母親を演じたハン・イェリ。彼女の<最悪の一日>と、その日に出会う3人の男をめぐるショートストーリー。
監督は今秋日本でも公開される映画『ジョゼと虎と魚たち』のキム・ジョングァンです。

あらすじ

晩夏のある日、俳優志望のウニ(ハン・イェリ)は日本人の小説家リョウヘイ(岩瀬亮)に道を尋ねられ慣れない英語で目的地まで案内する。その後、待ち合わせていた俳優の彼氏(クォン・ユル)に会いに行くが楽しくない会話ばかり。一人で帰ろうとしばらく歩き休憩していると、そこに1ヶ月前に別れたはずの浮気相手(イ・ヒジュン)がやってくる…。
今日初めて会った男、今会っている男、前に出会った男。1日のうちに3人の男と出会うウニは彼らの前でそれぞれ違った顔を見せる。
一方、出版記念会のためにソウルを訪れたリョウヘイだが、行く先々で行き違いや思いもよらない事態に出会い失望の一日を過ごす。
2人が過ごした<最悪の一日>はどのように終わるのか…?

みどころ

冒頭、真っ暗な画面が続き、リョウヘイの日本語のモノローグから始まるこの映画。一瞬韓国映画だったかと思わず確かめたくなるほど。その後、韓国映画やドラマでよく見かける古い街並みや南山タワーが見えてようやく映画の始まりを実感します。
ソウルを舞台にした映画ですが、ウニとリョウヘイの会話は英語(しかもかなり平易な)、リョウヘイと現地の出版担当者との会話は日本語、そして韓国語と、3か国語が入り混じってストーリーが進みます。ですが、それも違和感なく不思議と受け入れてしまえるのです。
また、映画全般を通して“静”のシーンが多く、大きな事件も起きません。『最悪の一日』というタイトルとのギャップがすごいのですが、ある意味誰にでもありそうな『最悪の一日』だったんだ、とエンドロールの頃には思える、ちょっぴりクスリと笑える優しい映画です。

俳優 女優 韓国映画

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