公開日 2021/12/19 18:30
変更日 2024/06/21 10:15
葬儀 お花入れ 別れ花 イメージ
2021年は、2020年に続き新型コロナウイルスの影響で、これまでとは全く違った1年になりました。思うように外出ができない一方で、お家でエンタメを満喫した方も多いと思います。 2020年から日本でも人気急上昇中のタイエンタメですが、ここでは2021年に亡くなったタイの芸能人についてまとめてみました。
コメディアンで俳優としても活躍していたコーム・チュアンチューンさんが、2021年4月30日の朝にタイの病院で亡くなりました。
4月12日に新型コロナウイルスで陽性を確認していたことを報告していました。その後肺炎を発症。腎不全となり、透析治療をおこなっていましたが、4月29日には昏睡状態となりました。
陽性が分かった時は無症状でしたが、基礎疾患があったことから大事をとって入院したところ、みるみる症状が悪化してしまい、大きな病院へ移されたとのことです。
タイの芸能界で、初めてのコロナウイルスでの死亡者となったことでも話題になりました。コーム・チュアンチューンさんは、タイで多くの映画に出演しています。
1982年にデビューしてから、バラエティ番組を中心に活躍。代表作ともなった映画「バトル7」では、「アイ・サット(こんちくしょうめ)」という決め台詞が世間で大人気に。その後はドラマにも出演し、タイで広く知られるようになりました。
幼少期には貧困だったことから、読み書きが得意ではなく、セリフは聞いて覚えていたそうで、努力家としても有名です。
突然の人気芸能人の訃報に、国民も驚きを隠せませんでした。コロナ下で、火葬に立ち会えたもの近親者2名のみでした。また、お別れの際も妻はビデオ通話で参加するなど、厳しい状況が報じられました。
タイの女性作家トムヤンティさん(本名ウィモン・シリパイブーン)は、9月13日に死去しました。14歳の頃から短編が雑誌に掲載され、19歳で初の長編小説を書いています。
第二次世界大戦末期のバンコクを舞台に、日本軍大尉とタイ人女性の切ない恋を描いた小説「クーカム(邦題「メナムの残照」)」を1969年に発表しました。この小説は、映画やドラマなどで繰り返し映像化され、ヒット作となりました。
「クーカム」以外にも、多くの恋愛小説を生み出しています。タイの政治にも関与し、民主化を求める学生らを批判したことでも知られています。