公開日 2023/08/06 12:00
変更日 2024/06/21 10:28
参鶏湯
韓国版土用の丑の日・ポンナルって知ってる?韓国では、ポンナルにサムゲタンを食べるのが定番って本当なの?今回は、韓国でポンナルにサムゲタンが食べられている理由や、韓国・日本で人気のサムゲタンが食べられるお店など、気になる情報をたっぷりご紹介していきます♪
韓国の夏
Korean old traditional house at summer day
韓国の夏の伝統行事「ポンナル(伏日)」。ポンナルとは、韓国で暑い夏を乗り越えるために滋養食を食べる日のこと。毎年日本で、土用の丑の日には鰻を食べるのが定番になっているように、韓国でもポンナルに滋養食を食べるのが伝統行事になっているのです。日本では、夏の「土用の丑の日」が年に1〜2日あり、それぞれを一の丑、二の丑と呼び分けています。一方、韓国版・土用の丑の日である「ポンナル」は、ひと夏に3日あり、この3回を合わせて「サンボッ(三伏)」と呼ぶのです。大体7月の中旬から8月の中旬にかけて、チョボッ(初伏)、チュンボッ(中伏)、マルボッ(末伏)の3回ポンナルがある韓国。今年2023年のポンナルは、7月11日(チョボッ)、7月21日(チュンボッ)、8月10日(マルボッ)となっています。
韓国の伝統料理・サムゲタン
여름철 보양식 삼계탕
ポンナルに食べる定番料理は、サムゲタン(参鶏湯)。サムゲタンは、内臓を取り除いた丸ごとの若鶏の中に、もち米や高麗人参、ナツメ、ニンニク、生姜などを詰めてじっくり煮込む薬膳料理です。韓国の伝統料理で、日本でも有名ですよね。サムゲタンには、漢方として使われる食物がたっぷり入っていて、疲労回復や滋養強壮の他にも、ホルモンバランスを整えたり、血行促進、利尿作用によるデトックス効果など、身体の健康に良い効能が期待できます。日本で、土用の丑の日に鰻を食べてスタミナをつけるという習慣があるように、韓国では、夏の暑さを乗り越えるため、「ポンナル」にみんなでサムゲタンを食べるという習慣が伝統になっているのです。