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【韓国ドラマ】 年100本視聴ライターが推す2024年上半期放送5作品! 定番の次はコレにハマる!

公開日 2024/07/23 20:00

変更日 2024/07/23 20:00

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『涙の女王』『ソンジェ背負って走れ』『私の夫と結婚して』のヒットで大盛り上がりを見せた2024年上半期の韓国ドラマ界。今回は、年100本の作品を視聴する韓国ドラマライターの筆者がハマった2024年上半期放送&配信の5作品を厳選して紹介。「メインどころはもう観ちゃいました!」という方へおすすめです!

① 韓国ドラマ『ヒーローではないけれど』

チャン・ギヨンが約3年の空白期を微塵も感じさせない存在感を示した除隊後復帰作『ヒーローではないけれど』。本作は、うつや肥満などいわゆる現代病に罹患した超能力一家と、その能力を利用しようとやって来る詐欺師の人間ドラマを描くファンタジーロマンスです。

不幸オーラをまとった、娘ともぎくしゃくした関係の初のパパ役をチャン・ギヨンが約12kgの減量をし魂の役作りで熱演。除隊前は王子様のようなイメージだった彼が、痩せこけ別人に! 筆者も衝撃でしたが、観進めるほどに納得。役との高いシンクロ率が物語への深い没入を誘います。

大きな見どころは、チャン・ギヨンと相手役チョン・ウヒのロマンスとヒューマンを行き来する心のやりとり。時間と共に深まる2人の絆にジーンとして、チャン・ギヨンの必殺爽やか笑顔にキュン! 気づいた時にはどっぷり感情移入しているはず…!

監督は独特の演出が高い評価を得た『SKYキャッスル~上流階級の妻たち』のチョ・ヒョンタク、脚本は人間の繊細な感情を丁寧に描く『恋愛じゃなくて結婚 』のチュ・ファミとスタッフも安定感抜群。幻像的な音楽も印象的な、脚本・演技・演出の三拍子がそろったウェルメイド作品。作品が伝える「ヒーローではないけれど、誰にでもヒーローはいる」という深いメッセージに心揺さぶられる一作です。

https://www.netflix.com/jp/title/81773839

② 韓国ドラマ『捜査班長 1958』

野蛮の時代。政治ゴロの不正腐敗がはびこり、新時代の訪れへの希望など風に吹かれるともし火のごとく空しく儚かった季節。堕落した権力に型破りのエネルギーで立ち向かい、民衆の刑事へと成長していくパク・ヨンハンと3人の仲間たちによるレトロな犯罪捜査活劇。

https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/chief-detective-1958/3hOgAEZyPKl8

2021年、『模範タクシー』でさらに人気を高め、韓流スターとしての地位を確実なものとしたチュ・ジフン。そんな彼が、韓国で最高視聴率70%を叩き出し、シンドローム級のヒットを飛ばした『操作班長』のプリクエル(オリジナルより前に起きた事柄に焦点を当てること)に出演。”伝説の作品が実力派俳優により蘇える…! ”と、筆者も高い期待を持って視聴した一作です。

結論、見事でした。チュ・ジフンが1950年代の法も秩序もない、荒れた時代に自然と溶け込んでおり、熱血刑事というキャラクターもハマり役。彼と手を組み事件を解決する『カジノ』のイ・ドンフィ、『ラケット少年団』のユン・ヒョンス、『先輩、その口紅塗らないで』のチェ・ウソンとの相性も抜群で、テンポよいレトロコメディにクスっと笑ってしまいます。

10部作という短さから多少のもの足りなさは感じつつも、当時の世相を反映した事件、「人生捨てたもんじゃない」と思わせてくれる熱血捜査は没入度満点! 胸がアツくなります。 泥臭いアクションがこれまたリアル。筆者自身、最近はキレのある華麗なアクションに見慣れていたので、鈍い音が聞こえて来そうな拳と拳のガチンコアクションは非常に新鮮でした。カーアクションも加わり、迫力あるスピーディーな展開に最高視聴率は10.7%を記録! 本国の『捜査班長』ファンからも高い評価を受ける人気作です。

https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/chief-detective-1958/3hOgAEZyPKl8

③ 韓国ドラマ『殺し屋たちの店』

ケタ違いの緊張感がたまらない! イ・ドンウク主演の『殺し屋たちの店』。

多くの観客を恐怖の渦に巻き込んだサスペンス映画『ドアロック』のイ・グォン監督が手掛けた同作は、叔父が謎の死を遂げたのち、正体不明の暗殺集団に命を狙われる大学生ジアンの壮絶な死闘を描きます。

同作一番の見どころは、ド迫力のアクション! 突然激しい銃撃戦が繰り広げられ、絶対絶命の状況に序盤からハラハラ…! 俳優陣の息づかいも聞こえ、「実際に起きるかもしれない」と思える映画さながらのリアルかつ臨場感のある映像で一気に視聴者を引き込みます。

軍人が使用する銃を導入したり、家を爆発させたり、スタジオ内でドローンを飛ばしたりと、実際にも”リアル”に相当なこだわりを持って撮影を行ったそう。(メーキング映像でイ・グォン監督が語っています)

8話というコンパクトな話数に詰め込まれた、贅沢過ぎるほどのアクションは圧巻の一言。そこに現在と過去を行き来する、満足度の高いスリリングなストーリー、叔父と姪の絆を描く”温かさ”も加わり見応えたっぷり。

イ・ドンウク自身「これまでにない役柄」と語る斬新なキャラクター、若手新人女優キム・ヘジュンの体現する命がけの戦い、『花より男子-Boys Over Flowers』のパク・チビンの安定した演技力も◎。 ”ショッピングモール”という限られた空間で展開するハイクオリティーな物語に、本国ではシーズン2を切望する声も。全シーンがハイライト! 特にガンアクション好きの筆者にはドンピシャの一作で、アクション好きはもちろん、「とにかくスリルを味わいたい! 」という方へおすすめです。

https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/a-shop-for-killers/6pcuvK0SUuHI

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ERRY

気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 塩漬け作品はあまりなく、一気観派。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。