公開日 2024/07/10 14:30
変更日 2024/07/10 14:30
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて、『レッド・スワン』を独占配信中。(全10話/毎週水曜日2話ずつ配信)本作の配信に先駆け、2日、韓国・ソウルで制作記者会見が行われ、 メインキャストの5人とパク・ホンギュン監督が登壇した。
今作は、本作は、財閥ファイングループに嫁いだヒロインと、ある目的を持って彼女のボディガードになった男が、欲にまみれた財閥家の秘密と闇を暴いていく、スキャンダラスなサスペンスストーリー。
会見は、キャストたちのフォトセッションからスタート。主演のキム・ハヌルとチョン・ジフンのツーショット撮影では、劇中ボディガードを演じるチョン・ジフンが、耳に手をあて、インカムで音を聞きながら、キム・ハヌルを守る”ボディガードポーズ”を決めた。また、キャスト5人の集合ショットでは、「致命的なポーズをお願い」というMCからの無茶ぶりに全員が戸惑いつつ、各々の「致命的ポーズ」で撮影に応じた。
キム・ハヌルが演じるのは、ファイン家に嫁いだ元プロゴルファーのオ・ワンス。慈善事業財団の理事長も務め、”ファイン家のアイコン”と呼ばれている。「映画『ボディガード』を楽しんでみていた世代なので物語に引き込まれました。巨大な権力が渦巻くファイングループの中心で、事件に巻き込まれたり、死の危険に晒されたりしながらも、優雅さやカリスマ性を失わないよう、踏ん張って演技をしました」とキム・ハヌル。「親善大使の方々の姿をモニタリングして、手の動きや人前に出る時の立ち姿、どんな場面でどんな服を着ているのかを研究しました。難しかったのは、ゴルフシーンです。ゴルフの経験はありますが、プロではないので練習をしてもなかなかうまく表現ができませんでした。ゴルフの練習が一番多かったと思いますね」と役作りの苦労を語った。
ワンスのボディガード、ドユン役を演じるチョン・ジフンは、「若いころからパク監督のファンでした。何度か監督とお仕事をご一緒するチャンスを逃していましたが、今回ついにご一緒することができました。キム・ハヌルさん、ソ・イスク先輩とも、一度お仕事をして見たいと思っていました。僕は、セリフが多くないため、何か”インパクトのある一発”が必要でした。そのため演技の先生や発声の先生と相談しながら、声のトーンを低めに定めたり、発声練習をしたりしました」と説明。MCから「練習したトーンで何か言ってください」というお願いをされたチョン・ジフンは、深みのある低音ボイスで「乞うご期待、レッドスワン」と囁き、早速ドラマの世界に引き込んだ。また、撮影現場での様子については、「僕は、目が細いので、浮腫んでしまうと大変なので、撮影の前には30分運動をして、むくみをとってから撮影に臨みました」とニコリ。さらに「僕はこの作品を典型的なロマンスだと捉えていました。そのため、思いつきで演じるのではなく、ハヌルさんが、僕の話に耳を傾けてくれたおかげで、スムーズに進みありがたかったです」と語り、キム・ハヌルへ感謝をした。
ファイン家の絶対権力者パク・ミランを演じるソ・イスクは、「パク・ミランは、生粋の財閥家の人間です。ニュースを見ていると、財閥家の人のパワハラ話が出てきたり、人間性が欠如している人もいますよね。そういう姿を参考にして、怒りを爆発させたり、人間性が欠如している姿を表現しようとしました」と役作りについて説明。「撮影をする中で、ここにいる俳優の皆さんがなぜこれほど人気なのか、肌で感じることができました。特に、主役の二人は、いい形で歳を重ねましたね。作品に入る時の眼差しも良かったですし、何より集中力が素晴らしいと思いました。ワンスがミランの話をじっと座って聞いている姿は、エレガンスでカリスマに溢れていましたし、チョン・ジフンさんは出ずっぱりで大変だろうに、仕事を楽しんでいる姿に感銘を受けました。皆さんと演技をするのは快感で、撮影の間中、幸せを感じていました」と主演の二人を称えた。
オ・ワンスの夫で、ファイン家の長男キム・ヨングク役のチョン・ギョウンは、緊張から、自己紹介で自分が演じた役柄の名前を忘れてしまうハプニング。とはいえ、その後は冷静さを取り戻し、「この場にいることだけでも感無量です。僕のブランクが長く、演技や作品に対する飢えをずっと感じてきました。絶対にやりたい役だったので、監督に頑張ると伝え、撮影に臨みました。役作りの際は、スペインやイタリアの財閥家の人々をイメージしました。髪を伸ばして束ねたり、外見的な工夫をして、演技力の未熟さをカバーしました」と謙遜を入れつつ、コメント。「ヨングクはワンスに対し、心の痛くなる恋をしています。妻を愛しているのに妻は遠ざかっていくし、母はワンスのことを毛嫌いしている。そんな妻と母、僕の関係性をどう表現すればいいか悩んだときは、キム・ハヌルさんが頼りになりました」と感謝した。
ヨングクの浮気相手チャン・テラ役のキ・ウンセは、「私は自分が作品を選んだというよりも、選ばれた立場です。躊躇することなく快諾しました。テラは悪女ですが、それだけにとどまらないよう気を遣いました。複雑に絡み合う物語の中で、テラを見ると息抜きができる、そんな役柄です」と役の魅力を紹介した。そして、パク監督は財閥家の家のセットにこだわったそうで、「奥行きのある空間づくりにこだわりました。シャンデリアを多用しているところは、他の財閥ドラマと差別化できていると思います」と自信を見せた。
ドラマの最大の見どころが、チョン・ジフンのアクションだ。大柄の体格としなやかな体を生かしたダイナミックなアクションには、監督や共演者たちからも好評だったようだ。「ラインが生きたアクションを見せたいと思い、アクション監督と相談しながら作り上げました。細切れで撮るのではなく、ロングテイクのアクションを活用しました」とチョン・ジフン。スタントを可能な限り使わないようにしたそうで、その理由について「自分でもできますし、その分対価もいただいているので、自分でやるべきだと思いました。足りないと思えばアドリブを入れることもできますし、自分が楽だったんです。映像を見ると、思ったよりもよく仕上がっていたので、監督の演出力は改めてすごいと思いました」と回答。監督も「ジフンさんは、アクションの経験も豊富で、アイディアも多いので、演出も楽でした」と褒め返し、「素晴らしい仕上がりになっているので、ぜひ楽しんでいただきたいです」と期待を高めた。撮影中、キム・ハヌルも、チョン・ジフンのアクションを楽しみにしていたそうだ。
「アクションシーンでは、私は危機に直面した演技をすれば良かったんです。自分を守ってくれるドフンの眼差しを見ると、「私を身を挺して守ってくれるなんて!」と撮影の間もときめきました」と笑い、「ジフンさんがどれだけスタントに頼らずやっているのかが気になって、自分の出番がない時にも、撮影現場に行って見学をしたりもしたんですよ」と、胸を張った。するとすかさず隣にいたチョン・ジフンが「毎回うとうとしていたじゃないですか!」とツッコミ。「どこにいるのかと探してみたら、船の上で寝ていたり、室内のどこかで横になって眺めていたり」と暴露されると、苦笑いするキム・ハヌルがキュートだった。
和やかな記者会見からも感じられる通り、撮影現場も和気藹々としていたようだ。「共演者の方々とも監督とも相性が良かったので、現場が忘れられません。ソ・イスクさんはどんな演技をするのだろう、どんなロマンスが展開されるのだろうと、いつも期待しながら現場に向かいました」とキム・ハヌル。チョン・ジフンは「僕は映画館に行くような気持ちで現場に向かいました。ハヌルさん演じるワンスは、カリスマ性と優雅さに満ちていました。まさしくプロフェッショナルでした。劇中、ハヌルさんとイスク先輩とのやり取りは見どころの一つです。セリフでアクションをしているんですよ。二人のテンポのいいやり取りを見ながら、監督にこう言ったことがあります。”一抜けた”って」と話し、笑いを誘った。
ビジュアル写真を見ながらトークを広げる際には、チョン・ジフンがキム・ハヌルをお姫様抱っこして爆発物から逃げている写真が公開された。キム・ハヌルは、「チョン・ジフンさんだったので心強かったです。抱っこするのは重いのではないかと申し訳ない気持ちになることがあるのですが、チョン・ジフンさんは本当に力が強いので、安心して体を任せられました」と回想した。傷だらけの上半身をあらわにしているドフンの姿を写した写真が出てくると、チョン・ジフンは「(キム・ハヌルに)垢すりをしてもらっているところですね」とお茶目にボケてみせ、キム・ハヌルは「なんともないふりをしていましたが、正直どこを見ればいいのかわからなくて、ずっと下を向いていました」と恥ずかしそうにコメントした。チョン・ジフンの美ボディにも、ぜひ注目してほしい。最後は、ハングル6文字ずつでドラマを表現することに。「中間の力あり」(ソ・イスク)、「ぜひみてください」(チョン・ジフン)、「ファイン家強い」(キム・ハヌル)、「ファイン家ありがとう」(チョン・ギョウン)、「辛くてしょっぱくて甘い」(キ・ウンセ)と繋げると、最後はパク・監督が「毎週水曜、ぜひ」と締め、会見は幕を閉じた。
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(全10話/毎週水曜日2話ずつ配信)
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