公開日 2024/08/21 11:45
変更日 2024/08/21 11:45
開催が発表されるや否や、中国ドラマファンの間で話題騒然となったイベント「中国時代劇ドラマファンミーティング~時を超えた出会い 2024・夏~」。ドラマで見たあの俳優たちがまさか日本にやってくるなんて! 大盛況のうちに幕を閉じた本イベントの模様をお届けします。
2019年に放送された中国ドラマ『陳情令』。中国国内で大ヒットを記録しただけでなく、その人気は全世界に広がり、日本でも熱狂的なファンを生み、本作をきっかけに中国ドラマの豪華絢爛な世界に魅了され、“中国ドラマ沼”にズブズブと沈んでしまった方も少なくないはず。ドラマを観ながら、「いつか彼らに会えたらな…」と夢を見ていた私を含む中国ドラマファンたち。そんな私たちのもとに、2024年春、驚きのニュースが飛び込んできました。それは、『陳情令』の温寧(ウェン・ニン)役などで知られるユー・ビン(于斌)、藍曦臣(ラン・シーチェン)役などで知られるリウ・ハイクアン(劉海寛)、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)役などで知られるジー・リー(紀李)、そしてグローバルオーディション番組『BOYS PLANET』への参加で知られるチェン・ジェンユ(陳建宇)が来日してファンミーティングを実施するというもの。
第一報が流れると、SNS上では、中国ドラマファンたちによるそのニュースについての話題が飛び交いました。そんなファンたちの声に応えるかたちで、当初は一日のみの開催であったイベントは、早々に追加公演が決定。結果的に2024年8月4日、5日の2日間で4公演の開催となりました。今回はそんな話題のイベントから、2024年8月5日に品川ステラボールで行われた昼公演をレポート!和気藹々としたムードのなかで行われたイベントの様子をご紹介します。
MCの方に「大きな拍手でお迎えください」と呼び込まれた、ユー・ビン(于斌)さん、リウ・ハイクアン(劉海寛)さん、ジー・リー(紀李)さん、チェン・ジェンユ(陳建宇)さんの4人。ドラマの世界から飛び出してきたかのような時代劇衣装で登場し、会場を沸かせました。
まず最初に昨日のイベントを振り返り、ジェンユさんは「すごく嬉しいです。昨日は大変だったけど、ステージに上がるとエネルギーが湧いてきます」とコメント。また、追加公演が決まったときの気持ちを聞かれたジー・リーさんは「すごく光栄で毎日ここで公演をしたいくらい」と知らせを聞いた当時を振り返りました。またユー・ビンさんは「僕の給料が上がるかなと思いました」と冗談を交えながら「日本でこのようなイベントをする機会をいただけて嬉しいです。これからもまたこういう機会ができると嬉しいです」とコメント。さらにリウ・ハイクアンさんは「多くの方が会いにきてくれることでしっかりと準備をしてこの公演に臨もうという使命感を覚えました」と本日の公演への期待を込めて答えました。
1つ目のコーナーは“あの頃君は若かった”。4人がそれぞれ自分の幼い頃から近景まで、持ち寄った写真を見ながら当時を振り返りました。
トップバッターはジェンユさん。1枚目の写真は幼少期、親戚の家に訪れた際のスーパーでの1枚。陳列棚の前でポーズを取るジェンユ少年を見て、本人もいくつの頃の写真かは分からないとはにかみながら語りました。2枚目の写真は、大学1年生の頃の写真。現在所属する事務所のある北京へと向かう電車の中での期待と緊張が入り混じった表情の写真を披露しました。MCから俳優を志したきっかけを聞かれると、「ダンスと歌を歌うことがとても好きだったので」とコメント。3枚目の写真は本公演の舞台裏での写真。昨日の公演を振り返る貴重なオフショットをシェアしてくれました。
続いてハイクアンさん。1枚目の写真がプロジェクターに写るや否や会場からはドッと笑い声が。写真館で撮影されたような白背景の写真に写るのは、なんと三つ編み姿で中国の少女の伝統衣装に身を包んだハイクアンさんの姿。他出演者が「なんで!」と日本語でハイクアンさんに尋ねると、ハイクアンさんは「母が女の子が好きだったため、スカートを履かされました」と回答。これには他の3人も驚き、リーさんはハイクアンさんに写真と同じポーズをリクエスト。最初は渋るハイクアンさんでしたが、会場の拍手と声援に答えてはにかみながらポーズを取ってくれました。2枚目の写真は中学時代、ピアノのコンクールに行く前の写真。そして3枚目は数ヶ月前、本イベント用の宣材写真を撮影中のオフショットをシェアしてくれました。
お次はビンさん。香港で生まれたビンさんは、香港の海辺で2人の少年にはさまれた3歳頃の写真を紹介。ちなみに両脇の2人とは特に面識はないそう。2枚目に紹介したのは2016年に初出演したドラマの撮影時、剣道の胴着を身につけた1枚。3枚目は『陳情令』コンサートからの1枚。『陳情令』で演じた温寧と関連が深い鎖のついた衣装で歌う自身の写真を見ながら「私の人生のハイライトです」と謙遜しながら語ると、会場からは笑いが起きました。
最後はリーさん。1枚目はサッカーボールを持つ幼いリーさんの写真。今でも可愛らしいリーさんと写真を見比べながらビンさんは「今と変わっていないんじゃない」とからかいます。ハイクアンさんは口元が当時と変わらないとコメント。小さい頃はサッカー選手になることを夢見ていたリーさん。その夢を諦めると卓球にも挑戦したそう。MCからどちらのほうが好きかと聞かれると、卓球のほうが好きだったとコメントしました。2枚目は大学2年生、19歳のときに主演したミュージカルのポスター写真を紹介。時代劇の衣装に身を纏った美しい姿を披露してくれました。続いて3枚目の写真がプロジェクターに映ると、会場からはどよめきと拍手が。『陳情令』のポスター撮影時、リーさん演じる聶懐桑の兄である聶明玦を演じた王翌舟(ワン・イージョウ)さんとの貴重な1枚をシェアしてくれました。
MCからイージョウさんの第一印象を聞かれると「怒られそうで、話しかけづらい雰囲気」があったと漏らしました。その流れで出演者たちとの第一印象を聞かれ、ビンさんについては「フレンドリーで面白い人だと思った」と発言。ビンさんは「それ、お金もらって言ってる?」と茶化します。ハイクアンさんについては「とてもかっこよくて、彼のようになりたいと思った」とコメント。ジェンユさんについては「初めて会ったとき、彼はとても疲れていましたが、それは今回のファンミーティングのためにとても努力していたからです」と言い、会場からは拍手が沸き起こりました。
そこからお互いの第一印象を語ることになり、ビンさんは『陳情令』の撮影でリーさんと初めて会ったときのことを思い出し、「当時自分はオーディション番組に出ていたので、リーさんにどうやってダンスを踊るのかと聞かれた」と回顧。ハイクアンさんについては「すごく落ち着いていて、溢れる賢さを感じた」と答えて、ハイクアンさんを赤面させました。また、ジェンユさんについては、「ステージ上にいるととてもエネルギッシュだ」と絶賛しました。
続いてハイクアンさん。ハイクアンさんから見たリーさんはとても活発で賢く、演技が上手だったそう。また、ビンさんについては、「『陳情令』より前から知り合いだったが、出会った当初、喉の調子がよくなく、ハスキーボイスだった」と回顧。またラップが上手だと紹介しました。ジェンユさんについては「儚い美人のような雰囲気があり、心の中に花があり、熱い部分も持っている」と詩情たっぷりに表現しました。
ジェンユさんもそれぞれの印象を語ると、ハイクアンさんについては「ステージ上での魅せ方をこだわっており、見習いたい、そしてかっこいい」とコメント。ビンさんについては少し悩みながらも人助けの好きな人だと語り、リーさんについては、色々な話題で話ができる相手だと言い、可愛らしさとかっこよさの両面があると伝えました。