公開日 2020/01/14 21:21
変更日 2024/06/20 12:13
ナッコプセ
今流行りの韓国料理「ナッコプセ」を知っていますか? 辛いもの好きの女性に人気の「ナッコプセ」は、食欲がないときにもご飯が進む釜山発の郷土料理です。人気ドラマ『孤独のグルメ』をはじめとする日本のテレビ番組にも「ナッコプセ」が登場。そんな今注目の「ナッコプセ」について詳しく紹介します!
「ナッコプセ」はナクチ(手長ダコ)、コプチャン(ホルモン)、セウ(海老)の頭文字を合わせた言葉で、正式名称は「ナッコプセポックム」。韓国語で“~炒め”という意味を持つ「ポックム」が付いていますが、タコと牛ホルモン、エビ、野菜、春雨などをヤンニョム(韓国の合わせ調味料)と一緒に鍋で煮て作る料理です。
似ている料理として手長ダコ料理である「ナクチポックン」がありますが、こちらはエビとホルモンが入っていないバージョン。また、イイダコを使用したものが「チュクミポックン」です。いずれも魚介が豊富に獲れる釜山ならではの名物料理です。
韓国料理 ナクチポックム ナクチポックン
ソウルのお店で食べられる「ナクチポックン」は、スープがなく激辛のタコ炒めといったかんじで、釜山のものと分けてソウル式と呼ばれています。釜山式の「ナクチポックン」は鍋でグツグツと煮るためスープがありダシが効いていて、ソウル式よりも辛さがマイルド。お店によっては辛さを調整してもらえるので、辛い物が苦手な人でも食べられます。
そんな「ナクチポックン」に玉ねぎやキャベツなどの野菜とホルモン、エビを加えて調理したのが「ナッコプセ」。具材がゴロゴロと入った「ナッコプセ」は食べ応えがあり、魚介とホルモンの旨味が凝縮されたスープの味はヤミツキになるほど美味です!
韓国料理 bibimbap Korean food
食べ方は出来たての「ナッコプセ」を白いご飯の上に乗せ、海苔やナムル、ニラなどと一緒に混ぜてビビンパのように食べるのが定番。タコとエビのプリプリした食感が楽しめて、ホルモンの旨味と程よい辛みが食欲をそそります。ときには〆にインスタントラーメンやうどんを入れて食べることも。韓国には「ナッコプセ」が食べられるナクチポックン専門チェーン店があります。