公開日 2023/05/02 20:30
変更日 2024/08/07 12:54
SEOUL, SOUTH KOREA - MAY 24: South Korean actress Park Eun-Bin attends the 'The Witch: Part 2. The Other One' press photocall on May 24, 2022 in Seoul, South Korea. The film will open on June 15, in South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞。毎年誕生する多くの韓国ドラマの中で、芸術的に高評価された韓国ドラマがついに決定した。韓国のみならず、日本や海外の多くのドラマファンが見守った今年の百想。熾烈だったTV部門受賞結果はどのように選考され決定されたのか?知られざる舞台裏に迫る。
「百想芸術大賞」は、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれることもある総合芸術賞。
韓国の数ある授賞式の中でも、映画・テレビ両方を扱った唯一の総合芸術賞であり、長い歴史と信頼ゆえに「韓国の演技者たちが最も受賞したい賞」とも言われる。
年末の各局の演技大賞の様にチャンネル毎ではなく、地上波・ケーブル・Netflix配信などを含む全てのドラマが対象となるため、毎年誕生する多くの韓国ドラマの中で、高い評価を受けた選ばれし名作韓国ドラマをチェックできる、ドラマファンにとっては見逃せない注目の賞なのだ。
「第59回百想芸術大賞」TV部門は、業界の声を聞くため、2月22日から3月3日までの10日間、地上波・総合編成チャンネル・ケーブルチャンネル主要関係者・韓国およびグローバルOTT(オンライン動画ストリーミングサービス)主要関係者、ドラマ・芸能・大衆文化評論家・監督など、各界の大衆文化芸術界の専門家30人に事前アンケートを行った。審査員推薦委員会を経て部門別審査員が専門家30人の事前アンケート結果を参考にして最終候補を選定した。
候補を選定する1次審査前、Kコンテンツを提供して消費する形態の変化をどう審査に反映するか、審査基準についての議論から熱い議論がなされた。今年からはTV部門に既存のTVとOTTコンテンツを超えてウェブ、動画プラットフォームまで視線を広げた。多彩なジャンルと素材、興行作も多く、候補選定過程から簡単ではなかった。1次審査は例年より長い時間がかかった。約5時間近い時間の間、白熱した討論が繰り広げられたそうだ。
数々の名作が誕生した2022年、23年ー。大激戦が予想された「第59回百想芸術大賞」の結果はどのように決定されたのか。百想を放送するJTBCが発表した記事を参考に、受賞結果を振り返りながら、知られざる百想の舞台裏を紹介したい。