公開日 2026/02/25 12:00
変更日 2026/02/25 12:00

INCHEON, SOUTH KOREA - JULY 19: South Korean actor Ryu Seung-Ryong attends the 3rd Blue Dragon Series Awards at Paradise City Hotel on July 19, 2024 in Incheon, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
30代、40代、そして50代。仕事で結果を求められ、後輩を育て、家庭ではパートナーや子ども、あるいは親のことまで考える。キャリアを突き詰めるのか、育児や家庭を優先するのか…。そんなリアルな迷いや痛みを驚くほど繊細に、時に容赦なく描き出すのが韓国ドラマの凄みですよね。そこで今回は、2025年〜2026年に放送された最新作の中から、30・40代はもちろん、50代の方にもきっと響くであろう5作品を、KboardライターERRYの目線で厳選して紹介します。
3組のカップルの多様な恋愛と人間模様を丁寧に描き出す『ラブ ミー』。ヒューマンドラマを得意とするJTBCの新作であり、さらにソ・ヒョンジン主演とあって放送前から韓ドラファンの間で大きな注目を集めた一作です。
ソ・ヒョンジン演じるヒロインのジュンギョンは、結婚せずシングルで生きてきた女性。家族との過去の傷から他人を深く受け入れられずにいたものの、愛する人に出会い、「誰かと生きる」という選択に向き合っていきます。
若いカップルは就職や将来の不安に揺れ、献身的に妻を介護し見送ったジュンギョンの父は、思いがけず新たな恋に落ちる…。「まだ就職していないのか」「奥さんを亡くしてすぐ恋人を作るなんてありえない」と彼らに向けられる辛辣な言葉に胸を痛めつつも、世間体や常識に縛られるのではなく、「自分が幸せを感じられる方向へ歩めたらいい」そんな静かなメッセージに泣き、感動が止まらない心揺さぶるヒューマンラブストーリーです。
韓国ドラマ『ラブ ミー』を視聴する|U-NEXT(ユーネクスト)
続いては、昨年ENAにて放送された韓国ドラマ『次の人生はないから』。
タイトルからして刺さりますが、働く子どもを持つ女性なら“共感度1000%”と言っても過言ではない一作。筆者自身も同じ経験者ゆえ、視聴中はひたすら「わかる…」と頷き続けた印象深い作品です。
物語は、ヒロインを中心とした仲の良い40代女性3人組の“人生第2幕”を描きます。1人は独身を貫き、第一線で活躍し続けるバリバリのキャリアウーマン。1人は子どもを持ちながらショーホストとして成功していたものの、子育てをきっかけにキャリアが途絶えてしまう女性。そしてもう1人は、妊活中の女性。
子どもの熱で突然の呼び出し、恋人の浮気、セックスレス…。どんな問題が立ち図ろうと、より良い人生を歩もうと挑み続ける彼女たちの姿に、本国でも「頑張ろうと思えた」「心に響いた」と共感の声が続出! 人生の第2幕を歩むこの世の女性たちへ、力強くエールを送る共感間違いなしの物語です。
韓国ドラマ『次の人生はないから』を視聴する|U-NEXT(ユーネクスト)
韓国ドラマ『次の人生はないから』|Kboardレビューをみる
大企業に勤めるキム部長が、社内の権力争いや屈辱的な左遷、早期退職の不安に翻弄されながらも生き残りを模索する社会派ヒューマンドラマ。終身雇用神話が崩れた時代のリアルと、組織の中でもがく男の悲哀を描き出す一作です。
キム部長を演じるのは、コメディーの名手リュ・スンリョン。笑いのセンスと人間味を兼ね備えた彼だからこそ、キム部長の悲哀は単なる会社ドラマで終わらない! 脂汗をにじませながら上司の裏切りや部下の無関心の中でも必死にもがく姿はどこか滑稽で、だからこそ痛々しく胸を打ちます。
本国ではJTBCで放送され、ケーブル局かつOTT配信ありという環境ながら初回2.9%から最終回7.6%へと右肩上がりの視聴率を記録。会社のリアルに加え、韓国の急騰する不動産事情といった社会背景も物語に織り込まれ幅広い世代の共感を呼びました。
“悲哀”という言葉がこれほど似合う主人公も珍しい…! 正直、あまりのリアルさに観るのがつらくなる瞬間もありましたが、キム部長が自分の居場所を探し続ける姿に「本当にお疲れ様です」そう言わずにはいられない、まさに大人のための社会派ヒューマンドラマです。
韓国ドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』を視聴する|Netflix(ネットフリックス)
結婚願望のないキャリア女性と、恋に不器用な大企業社長が“子ども”をきっかけに向き合うことになるラブコメディー。予想外から始まる恋と、突然突きつけられる人生の選択を描いた一作です。
2人とも結婚を望んでいなかったはずなのに、ワンナイト、そして妊娠という出来事を経てある日突然“結婚”という選択肢が目の前に! ゴールがある程度見えている物語だからこそ、その過程をどう埋めていくのかが最大の見どころ。王道でありながらもどこか新鮮で、思わずキュンとさせられる、これぞラブコメ的なシーンもたくさん。
ヒロインを演じるオ・ヨンソは前作『憎らしい恋』に続き、相変わらずキュートで華奢ながら仕事もできるヒロイン像がぴったり。一方、品のある社長役を演じるチェ・ジニョクの、ヤキモキしたり恋に不器用だったりする姿も絶妙で、思わず母性本能をくすぐられます。
王道ラブコメの安心感がありながら、女性キャリアの現実的な葛藤もきちんと織り込まれている本作。重すぎず、それでいてちゃんと共感できる一作です。
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