公開日 2023/07/20 20:30
変更日 2024/06/20 13:55
SEOUL, SOUTH KOREA - JUNE 28: South Korean actress Lim Ji-Yeon aka Im Ji-Yeon is seen at the BVLGARI Serpenti 75 years of infinite tales exhibition at Kukje Gallery on June 28, 2023 in Seoul, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
韓国ドラマに欠かせない要素と言えば、悪役。悪役が強烈であればあるほどヒロインが輝き、魅力的に見えるものです。そこで本記事では、卓越した演技力で劇を盛り上げ、作品を大ヒットに導いた歴代の伝説的悪役キャラクターを紹介。悪女の魅力に憑りつかれてしまうこと間違いなしの名作揃いです!
2012年、シンドローム級のヒットを飛ばした大人気史劇『太陽を抱く月』。40%を超える驚異の視聴率を記録し、“国民ドラマ”とも呼ばれています。日本でも多くのファンを持つ同作で、主演俳優陣の熱演に加え、大注目されたのが悪役を演じたキム・ミンソ。
전하.. 하나뿐인 여동생과 아내를..어찌 그리 두명의 원수를 보듯 보시옵니까..? pic.twitter.com/9pl7BgdQ
— 김민서 (@whiteminseo) February 29, 2012
同作で彼女は、ヒロインの死を闇に葬ったことで世子嬪の地位を手に入れるユン・ボギョン役を熱演。辛酸と苦悩に悩まされる人間味溢れる悪役演技が視聴者から絶賛されています。
物語序盤では他のキャラクターに比べても平面的な姿を見せていた彼女ですが、回が進むにつれ欲望に憑りつかれ豹変を遂げてゆく演技は圧巻。涙も笑顔もすべてを武器にし王に近づく姿はまさに悪女で、鳥肌ものの泣き叫ぶ場面は彼女の名を刻んだ名シーンとして挙げられます。
ボギョンは根っからの冷酷な悪人ではない、という点も視聴者の同情を買い、罪悪感に苦しみながらも絶えず葛藤し、悩む姿を繊細に演じ切キったキム・ミンソに放送後も賞賛の声が絶えず送られました。
彼女なくしては『太陽を抱く月』のヒットはなかったといっても過言ではない熱演は一見の価値ありです!
2019年の話題作と言えば、熾烈なお受験競争を描いた『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』。最高視聴率は23.8%、JTBCの歴代視聴率ランキングでも3位にランクインする人気を見せた超話題作です。韓国の上位0.01%が住むSKYキャッスルの住人たちの日々を描いたこの作品で、キム・ソヒョンは上流階級のごく一部だけが知るトップクラスの入試コーディネーターキム・ジュヨン役を演じています。
彼女の予測不能な言動と、冷徹なオーラは序盤から迫力満点!「お母さま、私を信じてください」といった普通の台詞も、キム・ソヒョンにかかれば「洗脳されてしまう」と話題に。ポーカーフェイスを崩さない一方で、彼女自身の感情が歪むと顔の筋肉一つ一つが微細に歪み、緊張感あふれるミステリアスな演技で作品を盛り上げています。
元々キム・ソヒョンは悪女役で評判のある女優で、2008年のSBSドラマ『妻の誘惑』のシン・エリ役を通じて「悪女の教科書」として再評価され、同作でも悪役でキャスティングされています。
『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』では髪型、衣装、メイクなどの外見から性格まで、キム・ジュヨンに合わせるために長い間外出せず家にこもったこともあったとか。着実に積み重ねてきた演技力と徹底した役作りで生み出されたキム・ジュヨンは一度見たら忘れられない強烈なインパクトを与えます。
気づけば毎年100本越えの韓国ドラマ&映画を視聴しているライター。 韓国語能力検定試験6級。 チャウヌ(ASTRO)、キム・ナムジュ、ティファニー(少女時代)個別インタビュー チ・チャンウク、パク・シネのファンミーティング取材 WEBマーケターをしながら、韓国ドラマや商品の魅力を広く発信しています。 チェックリストの選定に役立つ情報や、最新トレンドをお届けします。