COLUMN コラム

“初恋映画”の金字塔誕生の予感。主演シュー・グァンハンにきく『青春18×2 君へと続く道』の魅力とは

公開日 2024/05/05 09:45

変更日 2024/09/17 14:26

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5月3日(金・祝)から全国公開の映画『青春18×2 君へと続く道』はヒットメーカー藤井道人監督が手掛ける初の国際プロジェクト。豪華キャストに加え、主題歌はMr.Children と話題沸騰中。清原果耶とW主演を務めた台湾の大人気俳優シュー・グァンハンに撮影秘話や映画に込めた想いをたっぷりインタビュー。お見逃しなく!

主演シュー・グァンハンにたっぷりインタビュー①

Kboardでは、3月に来日した主演のシュー・グァンハン(許光漢)にインタビューを実施。
これまでグレッグ・ハンという名前で活動してきた彼は本作からシュー・グァンハン名に。モデルの経歴も持つ彼は、撮影時の所作もスマートで、本当にカッコいい!モダンオリエンタルな雰囲気の画像や映画の場面画像とともにその魅力をたっぷりお届けします。

(C)Kboard編集部 ヘア: Edmund Lin From Zoomhairstyling メイク: 美少女工作室prettycool / 高秀雯Kao Hsiu Wen

ジミーを演じてみて 〜18歳と36歳の演じ分けの難しさを体感

――ジミーに好感を抱いた点、逆に反感を持った点を教えてください。

グァンハン:旅に出た36歳のジミーは、それまであえて直面したくなかったことに向かっていく勇気を持っていて、旅を通して自分を再発見するというプロセスは僕自身に似ていると思いました。青春のひとかけらをパズルのように拾い集めて“青春とは何か”を体感し、成長していきます。18歳のジミーは…。優柔不断で不安定な人物だと感じました(笑)

――18歳と36歳を演じ分ける上で工夫されたことを教えてください。また、監督とはこの二役についてどういった話をされたのでしょうか。

グァンハン:僕もあと数年で36歳になります。心境的には近いものがあるとはいえ、(演じることは)やはり難しかったです。そこで“36歳になったシュー・グァンハン”自身はどうなっているのか、どんな人間になっているか、また“36歳のジミー”はどんな人間なのか、二人の人物の共通点や違いを想像して、一生懸命考えて役づくりをしました。18歳を演じることについては、実年齢とかけ離れているということと、以前もほかの作品で同年代を演じましたが、今回とはまったく違うキャラクターなので、演じるのが難しかったです。

ときどき、僕のやり方と監督のイメージするものが離れてしまうことがありました。そんなとき監督は“形容詞”などを用いて「〜な感じで」や「〜のように」と説明してくださいました。この監督の演出方法や、話し方が僕はとても好きでした。方向性だけは決めてくださいますが、“どう演じるのか”の自由さをこちらに与えてくださったので、やりやすかったです。

――18歳から36歳までのジミーはどのような人生を歩んできたのでしょうか。

グァンハン:もしも(映画に)5時間の尺があれば、18歳から36歳の歳月をもっとたくさん描くことができたかもしれませんが、そうではないので(笑)。たとえば、ゲーム開発に成功した場面などをとおして、36歳で旅に出るまでのジミーがどのように生きてきたのかが(見る人に)理解できるように、いくつかのシーンを撮影しました。それらはとても丁寧に描かれていると思います。

国際プロジェクトに参加する意味やこの作品に出演を決めた理由とは?

――これまでに日本でも話題になった「路 -台湾エクスプレス-」や今後は韓国の作品にも出演されると発表されていますが、こうした国際プロジェクトに参加される面白さや難しさ、ご自身にとってどんな意味があるのか教えてください。

グァンハン:地域によって文化がさまざまで(国際プロジェクト作への参加は)そこが実に面白いところだと思います。(具体例を挙げると)特には撮影現場での食事ですね。まったく違いました。仕事を通して、そういったことを知ることができて興味深かったです。
※インタビュー前の記者会見で清原果耶が台湾ロケの印象を聞かれ、「ご飯がおいしかった」と即答。通常日本では、撮影現場での食事は2種類程度なのに対して、台湾では、朝昼晩、ときに夜食まで含め7-8種類のバリエーションがあり、かつ常にあたたかく提供されるそう。その理由の一つについてグァンハンは「スタッフに精進料理しか食べられない人などもいるので」と各々の事情に配慮する文化を語っていました。

――この作品に出演を決めた理由

グァンハン:以前から今回のような国際プロジェクト作品に参加したいという気持ちがありました。この作品のテーマは青春を描いていますが、それだけではなく、旅をする中で自分が癒され、成長していく物語が気に入りました。また日本語のせりふで演技をするという大きなチャレンジでもありました。「“自分は果たして演じ切ることができるのか”を自問自答する自身への挑戦」という意味で引き受けることにしました。

シュー・グァンハン ファンタジー ラブロマンス

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