COLUMN コラム

視聴歴26年!韓国ドラマ独自考察!田代親世のやっぱり私はこれが好き❣ その2~私が好きな年下男子たち~

公開日 2023/04/07 12:00

変更日 2024/08/07 12:15

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韓国番組MCと言えば、この人!韓流ナビゲータ-の田代親世さんが送る、 深い愛と視点に基いた独自考察の連載、第二弾は年下男子! K-board読者なら共感間違いなし⁉

韓国ドラマは年下男子の宝庫💕
年上ヒロインを勝手に自分に置き換えて、なんか幸せな気持ちにさせてくれるのが、
この年下男子ドラマです。

ひと口に年下男子と言っても、
大きくは生意気系と子犬系に分かれるかと思いますが、私は生意気系の方に萌えますね。

もっと言えば、普段は生意気なんだけど、
ふとした時に子犬感を出してくるキャラクターがさらに好みです!

ということで、私の好きな年下男子たちをピックアップしてご紹介します。

このドラマは28歳の女性弁護士と19歳の高校生が恋に落ちる設定なので9歳下。
幼いころ、自分の味方をしてくれたお姉さんのことを
大人になったら守るのだと心に誓って成長した少年。

武術で体を鍛え、けんかに強くなって高校生になり憧れの彼女と再会…
というところから二人の本格的な関係が始まっていくのですが、
年上の女性を守ると決めた少年のいじらしさと、一途な思いにキュンとさせられます。
目を見た相手の気持ちが読めてしまう特殊能力を持っているので、
高校生ながら、周囲の人間の本音がわかりすぎてしまい、
クールで大人びた生意気な青年なのですが、9コ上の彼女と対等でいたいから、
絶対に「ヌナ(お姉さん)」とは呼ばず、タメ口を使うんです。
そういう生意気な中の背伸び感がいじらしくてキュンとくるんですね。
でも彼女の同僚弁護士が彼女といい雰囲気でいるところを見てしまい、
ああ、自分は幼いのだ、叶わないのだ、と突き付けられてものすごくショックを受けてしまうところも、
見ていてズキンと来ました。
で、このドラマは途中から第2章みたいになるのですが、
そこからのイ・ジョンソクは彼女に子犬のようにすがるような場面もあって、
これがまた母性本能をくすぐります。
さりげない男らしさと、少年のいじらしさ、
ピュアさが代わる代わる出てきてとっても魅力的でした。

【ロマンスは別冊付録】

またまたイ・ジョンソクですが、彼は年上の女性にサラリと生意気に迫っていく感じが似合いますね。

この作品は出版業界を舞台にしたハートウォーミングラブストーリー。
離婚したばかりの37歳の主婦と、5歳下で彼女の弟分として付き合ってきた2人という関係性でした。
イ・ジョンソク演じる弟分は、今やヒット作家にして出版社の編集長というスペックの高い人気者になっています。
才能も仕事も容姿にも恵まれている彼が、幼い頃に自分を助けてくれた5歳年上のダニのことをいつしか愛していて、ダニが結婚した後も密かに思い続けていたといういじらしい男心が萌えポイントです。

そんな想いをおくびにも出さなかったのに、ダニがほかの男と仲良くなり始めて焦りを感じ、
可愛く嫉妬していくところなどは、もう大好物の展開です。

『君の声が聞こえる』では、年上の女性に対等であろうと精いっぱい強気で振る舞う言動がキュンキュンしましたが、
『ロマンスは別冊付録』では、そこに余裕が加わり、
時には兄のようにおおらかな愛でヒロインを見守っている感があって、
進化系の大人な年下男子像を見せてくれました。

【よくおごってくれる綺麗なお姉さん】

こちらは、年上のキャリア女性とそのヒロインの親友の弟が繰り広げるラブストーリーです。
昔から家族のような付き合いの2人でしたが、
かつてはおぶってかわいがった親友の弟が3年ぶりにアメリカから帰国して、
それまでとはなんか違って見える存在となっていくという展開のドラマです。

ここで4歳下の年下男子を担ったチョン・ヘインが、
ぱっと見、にこちゃんマークのような甘い子犬顔なので、
生意気系や危険な男好きとしては、ちょっと好みとは違うかなと思いきや、
そんなこと一瞬でも思ってごめんなさいと思うくらいにハマりました。
かわいい顔とは裏腹の声の低さがツボだったかも。
一見、可愛い弟君~的ですが、好きなお姉さんの前では男の顔になり、
どんな時も彼女をとことん守ってあげる男性像はもはやファンタジーのようでした。

彼の、愛するお姉さんに捧げる思いが深すぎて胸打たれますし、
彼の一挙手一投足にときめいてしまいます。
ヒロインに自分を置き換えるのも図々しいとは思いながらも緩む頬を抑えきれませんでした。
このドラマを見ると韓国語でお姉さんを意味する「ヌナ」という言葉の響きは
なんと素敵なのかしらと思うようになるでしょう。

チョン・ヘインはこのドラマで「国民の年下彼氏」の座をゆるぎないものにしました。

【先輩、その口紅塗らないで】

このドラマは、同じ職場の先輩、後輩という間柄の年下男子ですが、ロウンの年下男子っぷりったら!
屈託のない人好きのする好青年で、いじらしいくらいに先輩に一途。
1歳しか違わないのにすごい年下感を醸し出していました。
大好きな先輩が、婚約者がいる上司とひそかに付き合っているのを知って、
ひどい奴から僕が守らなければ!と、先輩にぐいぐい迫っていくのですが、
ロウンが演じている男子は育ちが良くて愛されて育っていて屈託がないんです。
お姉さんが2人いて、姉たちとしょっちゅうご飯を食べに行く関係性がすごくいいし、
姪っ子とのやり取りも微笑ましい。つまり女性慣れしているのです。
女性の心にスルスルって入っていける人。
愛嬌もたっぷりで、若いから覇気があってエネルギッシュ。
そんなまっすぐな彼がヒロインを守るナイトになっていく。
ファンタジーなんだけど、ありそう~くらいのレベルの恋愛だったので、そういう意味でもちょっとドキドキしながら見られます。
そして、後ろから彼女をすっぽり包み込んでドアを押してあげたりというような、
ロウンの背の高さをふんだんに使った胸キュン描写もたまりませんでした。

あとリアクションがいちいちチャーミングなんです。
天心爛漫な愛され青年という感じが、そうした仕草からもにじみ出ていて、ちょっとした仕草にも心を掴まれていました。
負の部分を抱えていないキャラクターというのは韓国ドラマでは逆に新鮮ですね。
疲れて帰ってきた時には、このドラマのロウンを見て癒されていました。
「ヌナ(お姉さん)」と言われるのも萌えなのですが、ロウンの「ソンべ(先輩)」という呼び方もいいなあと思わせられます。
結局、ステキ男子が呼べば、なんでもうっとりと聞こえてしまうということですね(笑)

【私がいちばん綺麗だった時】

不遇な生い立ちのヒロインと、彼女を同時に愛していく兄弟が繰り広げる愛の物語です。
ジスが演じる弟は、高校の教育実習の先生として出会ったヒロインに憧れ、それが恋心に変わり、やがて深い愛を抱きながら、常にナイトのように守っていくことになるのですが、一人の女性を守り続けた思いがもう尊くて感動でした。
ヒロインは兄の方に惹かれていくので、兄と争うわけにもいかず、
でもダメだとわかっていてもどうしようもなく惹かれてしまう想いを抱えてしまう若き苦悩が切なかったです。
「なんで僕はもっと早くあなたに会わなかったんだ、なんで僕はまだ若いんだ」と歯がゆい思いをぶつけたり、大人ぶりたくて「僕のことを怖がってください。子どもじゃないんだ」と言ってみたり、はたまた「兄さんとキスしたりしないで。誰とも抱きあったりしないで」と哀願したり。
こんなまっすぐな告白の数々に、何度も胸打たれました。
こうした年下男子からの崇められる感じが、見ていて心地よかったです。

ほかにも、パク・ボゴムは『ボーイフレンド』で凛々しき子犬といった風のキャラを演じていて、
別れて泣く場面など、犯罪級の無防備さでした。あんな泣き方が許されるのも、年下ならでは。
パク・ソジュンは『魔女の恋愛』で、男っぽく年上女性を守ってあげるまっすぐな男気を感じさせるキャラクターが魅力的でした。
ソ・イングクは『ナイショの恋していいですか⁉』で、青いセクシーさを醸し出しながら、
10コ上の女性相手に、ストレートで潔く、甘えるときにはじゃれつく子犬のような可愛さで恋を育んでいました。
イ・ドヒョンは『メランコリア~僕らの幸せの方程式』でナイーブな天才青年に扮して、自分のことを理解してくれた女性教師に対する一途な愛を、青いひたむきさを感じさせる演技で表現していて、よろめきました。

【年下男子は名優の条件⁉】

こんな風に、今大活躍の俳優たちも、
フィルモグラフィーの中にしっかり年下男子の役が入っています。
年下男子が演じられるのも年齢が限られているので、

魅力的な俳優にはぜひ20代のうちにステキな年下男子を演じてほしいものですね!

その1はコチラ


著名人寄稿

田代親世

韓流番組のMC、ドラマ・ミュージカル解説をはじめ、 韓流イベントの司会など、韓国エンタメナビゲートの第一人者。
『韓国ドラマが教えてくれる心が強くなる40の言葉』(中経文庫)『今日も韓国ミュージカル日和 ♪』(双葉社)など著書多数。

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ラブコメディー ラブロマンス 田代親世:連載コラム 韓国ドラマ

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Kboard編集部