公開日 2024/04/27 16:00
変更日 2024/06/20 17:23
株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、本社:東京都千代田区)は、4月26日に『なかしましほ ソウルのおいしいごはんとおやつ』を発売した。辛さ控えめな野菜たっぷりごはんの店から、居心地のいいカフェ、屋台おやつ、伝統市場やマルシェ、食材店までソウルの人々に愛されている名店を案内している。
著者のなかしまさんが韓国で食べたかったのは、「辛くてお肉やチーズがたっぷり」なメニューとは少し違った、暮らす人々がふつうに食べているごはん。会社員が昼休みに通う食堂や、買い物終わりに立ち寄るおやつの店、休みの日に訪れたいカフェなど。
友人を頼りに、何年間もかけて探したソウルの好きなお店を紹介しているのが本書だ。
1章は「ごはん」。気楽なごはんや麺のお店は、野菜や山菜がたっぷりのメニューが多いのもうれしいところ。
親しい人を連れていきたい特別なお店もある。
大根の和え物や豆もやしのナムルなどたっぷりの野菜を麦ごはんに混ぜて
辛さ控えめのチゲ。付いてくるパンチャン(小皿のおかず)もおいしい
2章は「おやつ」。素材の魅力が引き出されたシンプルな焼菓子や、美しい伝統菓子。
あんこについての考察もあり。カフェではゆったりした時間が楽しめる。
刻んだ生栗がトッピングされたパッピンス(あずきのかき氷)
いろいろな年代のお客さんが訪れる、街の人たちに愛されている喫茶店
3章は「市場」。それぞれに特徴がある伝統市場は6か所を紹介。
屋台の軽食やおやつをその場で食べるのも楽しみ。オーガニックマルシェは生産者さんと直接触れ合えるのが魅力だ。
ソウル中央市場。穴場の飲食店も多く集まる
粉の生地を焼いてあんをはさんだススプクミは広蔵市場の屋台で
4章は「テイクアウト&おみやげ」。滞在中に食べたいのはキンパやお餅。おみやげにしたい食材が見つかるお店も。
5章では買ってきた食材で作るレシピを紹介している。
「MUJI」は韓国オリジナルの商品がおすすめ。お弁当も販売
市場で買える型で作るホドゥグァジャ(くるみまんじゅう)
自らも焼菓子店を営むなかしまさんならではの視点と、「味」に対する探究心により、ガイド本にとどまらない「食とお店と人」をめぐる読みものとしても、充実した内容の1冊が生まれた。
書名:なかしましほ ソウルのおいしいごはんとおやつ
著者:なかしましほ
定価:1,925円(本体1,750円+税)
判型:A5判
ページ数:160ページ
ISBN:978-4-04-897648-0
発売日:2024年4月26日(金)
発行:株式会社KADOKAWA
KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ
なかしましほ
料理家、からだにやさしい素材で作るお菓子工房「foodmood(フードムード)」店主。
書籍、雑誌でのレシピ提案、ワークショップ、イベントのほか、映画、ドラマなどのフードコーディネートも手掛けている。
映画や音楽などのカルチャーをきっかけに韓国に興味を持つ。
韓国在住の友人も多く、たびたび訪れてはおいしい店を探し求めている。
X:@nakashimarecipe
Instagram:@nakashimashiho519