公開日 2025/03/02 12:00
変更日 2025/03/02 12:00
写真提供:Moving Pictures Co.
サイコパス連続殺人鬼と手段を選ばない刑事の身体が入れ替わった!? 韓国の⼤ヒット映画『オオカミ狩り(늑대사냥)』制作会社が贈る、問題作映画『デビルズ・ゲーム』が3⽉7⽇(⾦)より全国公開される。この度、熱血刑事のジェファンを演じるオ・デファンのオフィシャルインタビューが到着した。
―序盤でシナリオを何枚かめくった時、ジョン・ウー監督の『フェイス/オフ』のようだと思いつつ読み始めました。 しかしエンディングの強烈などんでん返しを読み、これは絶対に出演しなければ、と思いました。 ただ当時、私はドラマやバラエティ番組を含め全3作品をすでに進行していた状態でしたので、『デビルズ・ゲーム』を加え4作品を並行して進めることは、主演俳優として参加するのに作品に良くない影響を及ぼすのではないかと心配していました。しかし、興味深いシナリオの構成とキャラクターが与える魅力にひかれて、挑戦することにしました。
―最初の質問の回答通り、出演したきっかけはシナリオの構成とボディチェンジという興味深い題材でした。 1人2役をすることになった時、考えるというよりは監督とチャン·ドンユンさんとたくさん会話をしました。「体が変わるのだからお互いのトーン(雰囲気)を真似するべきか?」という悩みましたが、真似するというよりは「私がジェファンなら?私が本当のジニョクだったらどうだろうか」という発想から演技をしていこうと話し、べストを尽くして撮影しました。
―ジェファンというキャラクターは典型的な熱血刑事だと思いました。 しかし、作品の特性上、そのキャラクターに合わせて演技するというよりは「私がジェファンだったら?」という考えを基に演技したんです。 「自分の体が変わったとしたらどうか? 自分はジニョクだとして、ジェファンの体に入ってしまったら?”という思いを巡らせました。刑事ジェファンのキャラクターだけに集中するというよりは全体的にキャラクターを構成していくために努力をしました。
―感情的なシーンを撮影する日があったのですが、その場面はワンテイクで撮らなければなりませんでした。 撮影を延期することができず、色々と考え尽くしました。 当時、父が亡くなってからあまり時間が経っていなかったので、父親の写真を見ながら感情をつかんで演じましたがとても残念な気持ちが残りました。もう一回撮影したかったのですが、時間が調整できませんでした。帰宅後もすっきりしない思いでした。このようなことが積み重なっていくと、このように演技するのが正しいのか、とても恥ずかしことなのではないかと思いました。 ところが監督は強い確信があったのです。 自分自身を信じればいいし、うまくやっていると言ってくださって、あんなに激しい撮影ができた記憶があります。
―2番目の質問でお答えしましたが、トーン(雰囲気)を真似ても限界があるので、同じようにすることはできなかったし、そのようなことに気を使ってしまうと演技から外れてしまうこともありうるのではないかという気がしました。 自分の言葉で楽に演じることは自然なのですが、他人の言葉を真似すると演技に支障をきたす恐れがあるので、各自の声を出す代わりに、この状況ではお互いに「私がジェファンだったら? 私がジニョクだったら?」という、この1点だけ忘れずに演じようと話しました。声を変えれば演技が不自然になることがあるので、私が(ドンユンさん)よりも演技キャリアが長いということもあり、若干の仕掛け、習慣を一つずつ変えてみたらどうかとも提案しました。 お互いに対話をたくさんしながらキャラクターを作り出すために努力しました。
―2か月の間に28回の撮影をしなければならなかったので、撮影をほぼワンテイクで行ったような気がします。俳優としてもう一度撮ってみたいと思う気持ちもありましたが、監督がいつもとてもよくやっているしよく映っているから心配せずに信じてついてきてほしいと言ってくださって、少し安心した記憶があります。
―すべての俳優が同じ考えなのではないかと思うんですが、作品を決める上で最も重要な要素は台本なんだと思います。
―日本の観客の皆さんこんにちは。俳優のオ・デファンです。『デビルズ・ゲーム』という映画ですべての俳優とスタッフの方々と最善を尽くして撮影しながら、僕もまた毎シーンに集中しながらアツく演技した映画です。『デビルズ・ゲーム』は私を初心に帰らせた映画でした。熾烈に毎回真剣に撮影しました。たくさんの関心をお寄せいただき、ファンの皆さんにお会いできる日があればまたご挨拶したいです。ありがとうございます。
―そういったことを考えたことはありませんが、考えてみると、職業も人物も変わりたくないです。演じることがとても幸せで、面白いからです。働くことが幸せだということが、どれほど大きな幸せかを知っているので、この職業以外には考えたことがなく、僕が幸せに働けるかどうかが疑問です。それから役として仕事を終えて、家族と一緒に過ごす時間が私にとって最高に大きな幸せなので、他の人物として生きたいという考えの代わりに、ただ今のように家族と幸せに暮らす、息子であり夫であり父親であるオ・デファンとして生きたいです。
―『デビルズ・ゲーム』は興味深い題材と想像しがたいどんでん返しがある映画です。たくさんの愛をお願いします。ありがとうございます。