『DAZED KOREA』8月号登場の横浜流星、「私たちに降り注いだ流星」がいつでも心を満たしてくれるもの

■韓国での話題性

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2020年、「第15回ソウルドラマアワード」で田中圭主演のドラマ『あなたの番です -反撃編-』（2019）に出演したことから「アジアスター賞」を見事受賞した横浜流星。その年には、韓国映画『ただ君だけ』（2011）のリメイク作品で、吉高由里子とW主演した映画『君の瞳が問いかけている』（2020）が「第25回釜山国際映画祭」に正式出品され、その主題歌「Your eyes tell」を今最も話題のアーティスト「BTS」が担当。横浜にとっては日本国内での人気ぶりを越えて韓国尽くしの飛躍的な年となった。

韓国で人気の日本人俳優やアーティストは数多いが、今、横浜は最も勢いよく知名度を上昇させている。横浜は以前、コロナ禍での自粛期間中の過ごし方として韓国ドラマ鑑賞をあげていた。『愛の不時着』（2019）は、Netflixにて190ヶ国で配信され大きな話題を呼んだが、横浜もこのドラマの大ファンを公言しており、主人公の北朝鮮軍人リ・ジョンヒョク（ヒョンビン）のキャラクターをドラマ『私たちはどうかしている』（2020）で横浜が演じた老舗和菓子屋の若き店主・椿の役作りの参考にしていたと言う。ヒョンビンは出演作品に合わせて肉体改造を徹底することで有名な俳優であり、中学3年生の時に世界大会で優勝した腕前を誇る極真空手で鍛錬した横浜の肉体美と重なるところがある。ともにストイックであることが共通しており、儒教文化が根強く精神修行を重んじる韓国で、両俳優が人気になるのももっともである。そして、今年2021年もまた、韓国国内での横浜の話題は尽きそうにない。