COLUMN コラム

相葉雅紀の「カッコいい」はアジア共通。世界が“相葉マジック”をキャッチした瞬間

公開日 2023/05/08 20:30

変更日 2024/06/20 14:33

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相葉君は、ほんとうに「カッコいい」。つい何度も呟いてしまう。「嵐」のメンバーとして日本の国民的スターでありながら、温かい人柄がにじむ。日本からアジアへ、そして世界へ向けて相葉雅紀による“相葉マジック”を伝える。

 優は間違いなく日本一のインタビュアーである。それはちょうど国民的人気グループ「嵐」のメンバーとして持ち前の天真爛漫さで日本中の人々の心を開かせ、元気づけた日本一のエンターテイナー相葉雅紀の素質と重なる。優=相葉君の生き方には、“マナブ”ことがたくさんあった。

 12年振りの主演舞台となった『ようこそ、ミナト先生!』(2022年)では、ワンアンドオンリーなエンターテイナーとしての存在感を存分に発揮した。時折、舞台下手に向けて投げかける視線の細やかさ。そうして舞台上と客席を隔てる距離が、彼の視線によって踏破されてしまう。舞台空間に存在する相葉が、湊孝成という役柄から自然と迫り上がり、浮き立つ。湊に逆に相葉雅紀役が憑依するかのような錯覚を起こす“相葉マジック”を筆者は、客席でキャッチした。

 正直、想像を超えていた。会場を埋め尽くしていた他の観客たちも同じように共有していたと思う。それを裏づけたカーテンコールのスタンディングオベーションの渦の中にいて、この人はほんとうにスターだなとしみじみ思った。彼が客席に向ける一挙手一投足、そのすべてがパーフェクトだった。それを直視できないこの感覚は、もはや恋のそれに近かった気がする。相葉雅紀の「かっこいい」がアジア共通だとすると、相葉に恋する気持ちはその上をいく。恋がやがて愛を育み、新たな命を吹き込む(筆者の拡大解釈はどこまでも……)。

 2022年10月22日、相葉に第一子誕生のニュースがあった。日本国内とどまらず、世界中が祝福し、Twitterでは、「相葉ちゃん」が世界トレンド第3位に急上昇した。世界が“相葉マジック”をキャッチした瞬間だ。

俳優

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WRITER INFOライター情報

加賀谷健

コラムニスト / アジア映画配給・宣伝プロデューサー / クラシック音楽監修。 クラシック音楽を専門とする音楽プロダクションで、企画・プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメン研究」をテーマに、“イケメン・サーチャー”として、コラムを執筆。 女子SPA!「私的イケメン俳優を求めて」連載、リアルサウンド等に寄稿の他、CMやイベント、映画のクラシック音楽監修、解説番組出演、映像制作、 テレビドラマ脚本のプロットライターなど。2025年から、アジア映画の配給と宣伝プロデュースを手がけている。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。