COLUMN コラム

韓国籍の女優・玄理と結婚した町田啓太によるK-POP超入門。ディグるべきは「BTS」か 「Yamato Watanabe」か

公開日 2023/06/07 20:30

変更日 2024/06/20 14:33

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ああ、町田啓太扮するイエナガ先生の早口解説は、なんてわかりやすいんだろう。いったい、今何世代なのか定かでないK-POP超入門の扉がここに開かれていたのだ。「BTS」の世界的躍進も再確認できる。さらにそこから、まさか今後の音楽シーンをにぎわせるだろう必聴シンガーを発見できるとは......。

そもそもK-POPという用語は、韓国初の言葉ではない。流通しはじめたのは、日本。1980年代後半にJ-WAVEによって命名された「J-POP」に対する用語として使われるようになった。

日本など韓国外での戦略的なプロモーション力によって、K-POPはあれよあれよという間に世界の頂きに登頂した。2018年、BTSの『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』が、全米アルバムチャートで1位を獲得するK-POP史上初の大快挙は、まさに歴史的な出来事だった。2010年代後半から世界的なトレンドになったトラップ感のあるソウルフレイバーのトラック群がたまらない。シングルチャートでも「Dynamite」を皮切りに、現在まで合計6曲を首位に送り出している。

全米チャートを席巻する一大勢力となったK-POPアーティストが毎週チャートを賑わせるアクションは、胸がすくような壮観さがある。その快挙は、続く。「大人気!“K-POP”を超速解説」放送から1年足らず、2023年2月11日付けのアルバムチャートでは、「TOMORROW X TOGETHER」の5thミニアルバム(EP)『The Name Chapter:TEMPTATION』がぶっちぎりのポイント数で首位に。はじめはJ-POPに対する便宜的な言葉でしかなかったK-POPが、一体どこまで音楽史を塗り替え続けるのか。イエナガもびっくりしているだろう。

BTS TOMORROW X TOGETHER 東方神起

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WRITER INFOライター情報

加賀谷健