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“スンドゥブ俳優”赤楚衛二の訪韓に期待。10月に韓国で初のファンミーティング開催へ

公開日 2023/09/29 20:00

変更日 2024/08/28 11:39

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10月21日と22日に、赤楚衛二がソウル市内で「2023 Eiji Akaso Fanmeeting ~My very first time in Korea! FYI, I like soondubu~」を開催する。韓国での初ファンミーティングである。さて、我らが“スンドゥブ俳優”がどれほどの大歓声で迎えられるのか。期待を込めて解説する。

 さて、主催社ジーニアスの発表にある通り、この訪韓は赤楚が出演する新作映画やテレビドラマのプロモーションの一環ではない。ひとえにファンのための特別訪問だ。なるほど赤楚が初めて連ドラで単独主演し、共演した町田啓太との胸キュン連打コンビぶりを発揮した『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京、2020年、以下、『チェリまほ』)は、確かに韓国での人気もすごかった。しかも町田が2022年に結婚した玄里は韓国籍であり、放送時からさらに韓国との接点が増えてもいる本作。

『チェリまほ』はほんとにいいドラマだった。別にBLなどとジャンルにくくらずとも、この作品単体として赤楚と町田が演じた安達&黒沢コンビの魅力がギュッと箱詰めされていた。例えば、安達に気持ちを伝えたもののはねつけられてしまった黒沢が傷心の身でひとり大阪に出張する第7話。タクシーでさみしげに「もう忘れるんだ。次会ったら」という黒沢のモノローグが、本社オフィスでモヤモヤする安達の「次会ったら、全部元通り。黒沢はそう言った」にバトンリレーされるエモさ。この瞬間、ぐわッと赤楚ファン(同時に町田ファンも)が急増したようにさえ思う。

 BLドラマ特有のモノローグによってふるえるふたりの心の襞に触れたのは、何もぼくら日本人だけではなく、韓国の人々にも自然と共有されたのだろう。ひとつの作品がこうして国境を越えて広く愛されたのも、赤楚と町田が体現した愛のカタチそのものが世界共通だったからだ。

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WRITER INFOライター情報

加賀谷健