韓国でも絶大な人気の坂口健太郎＆赤楚衛二。BTSと業務提携のトライストーン兄弟俳優の訪韓に注目

■ 「トライストーン・エンタテイメント」の栄光

LAS VEGAS, NEVADA – APRIL 03: (L-R) Jimin, J-Hope, Jin, Jungkook, RM, Suga, and V of BTS perform onstage during the 64th Annual GRAMMY Awards at MGM Grand Garden Arena on April 03, 2022 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Kevin Mazur/Getty Images for The Recording Academy)

　2023年6月11日、今をときめく俳優やアーティストが多数所属する「トライストーン・エンタテイメント」（以下、トライストーン）代表取締役社長に小栗旬が就任した。素直に驚いた（とは言え4月に意向を表明してはいた）。だって小栗さん、2022年は『鎌倉殿の13人』（NHK総合）で大河俳優として身体を張っていたから、今年は完全燃焼を甘受しながら、さすがにゆっくり休養でもするのかと思っていたからだ。

　いやでもこれはいかにも小栗らしい振る舞いなのかもしれないとも思う。現在40歳の彼は年相応にイケオジ感を年々強め、ついには大河俳優の大役も果たし、それによる完全燃焼がむしろ中年の危機を起こすことになったかもしれない。ならばと、さらに身を引き締めるべく、今度は俳優とは別軸で自らに立場と責任を与えることでストイックに進み続けようと考えた決断だったのではないだろうか。

　小栗をトップにいただき、トライストーンも益々栄える。同事務所の栄光を語るなら、2019年に発表されたBTSとの業務提携も大変な話題だった。トライストーンのホームページを確認すると、現在もしっかりアーティスト一覧に出てくる。業務提携とは言え、日本の芸能事務所にこうした世界的アーティストグループの名前が並ぶのは、やはり壮観だ。現在、活動休止期間中のBTSだが、野心的で意欲的な小栗社長なら、日本国内でもきっとあっと驚く今後の活動展開をじっくり見定めているに違いない。