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韓国屈指の“クリーミースマイル”俳優チェ・ジョンヒョプとは。ドラマ『Eye Love You』にときめく

公開日 2024/02/06 11:45

変更日 2024/09/05 15:42

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チェ・ジョンヒョプ。毎週火曜日よる10時から放送されているTBSドラマ『Eye Love You』に出演する、この韓国人俳優の笑顔を見てときめいてしまった…。「イケメン図鑑管理人」のぼく、加賀谷健が、ジョンヒョプの“クリーミースマイル”を読み解く。

 実はもうひとつクリーミーがあることにお気づきだろうか? さっき指摘した「カァワイイ」などの片言な日本語だ。よく日本のバラエティー番組に韓国人俳優やアーティストが出演すると、必ずお礼の段になって、「アリガトゴジャイマス」と発音される。「ざじずぜぞ」が「じゃじゅじょ」になるのだ。ある雨の日、侑里の注文配達がキャンセルになり、仕方なく外へ買い物に出ようとしたとき、ずぶ濡れのユンが立っている。配達途中に自転車が滑ってしまい、商品をダメにしてしまったのだと、何度もわびる。侑里はそんなわびよりも早くごはんが食べたい。そこでひらめいたユンが、近くの自宅からお手製のスンドゥブを持ってくる。

(C)TBS

 配達員の自家製となると、疑いたくもなる。ユンはスンドゥブを一口食べ、毒見をしてみせる。そして咄嗟(とっさ)に「ドジョ」と言う。この瞬間、腹ペコな侑里だけでなく、視聴者の頭の中でも辛口スープにつかったほろほろの豆腐のクリーミーでまろやかな口当たりが想像される。なるほど、片言な日本語からもクリーミーさを連想させ、にじませる才能なのだ。あることがきっかけで、目があった相手の心の声が聞こえるようになった侑里の“テレパス”がうまいこと説明してくれている。スンドゥブを食べながら彼女は気づく。話すと日本語だけれど、心の中では韓国語。これは韓国語を理解しない侑里からすると、ユンは唯一心の声の意味合いが読めない人物ということになるのだろうが、発話と心の声でうまく強弱をつけることで、ジョンヒョプのクリーミーさは言語レベルでも意味を持ってくるように思う。民放ゴールデンプライム帯ドラマ史上、主演の相手が初の韓国人俳優だという事実もこれでうなずける。

(C)TBS

ジョンヒョプの二重のクリーミーさは、こうして日本のテレビドラマにもすんなりなじむ。2014年に新設され、2016年の深田恭子主演作『ダメな私に恋してください』以来、基本的にラブコメのブランド化をはかる火曜ドラマ枠だが、本作ではジョンヒョプを浸透させながら、ラブコメ要素をうまく引き出し、際立たせてもいる。最大のポイントは、身長差。157cmという二階堂に対してジョンヒョプは186cm。向き合えば、当然二階堂が見上げることになる。見上げるということは、先に指摘した口角の上がり具合がはっきりと確認できるということ。これをうまく活用すれば、ラブコメ的なキュン要素は無限に生産できる。言わば、無敵の高低差。すると何だか、山﨑賢人とのW主演映画『オオカミ少女と黒王子』(2016年)が懐かしくも思えてくる。同じ火曜ドラマ枠『プロミス・シンデレラ』(2021年)など、そうか二階堂は日本を代表するラブコメ俳優にほかならなかった。そんな彼女を見下ろすことになるチェ・ジョンヒョプにときめかないわけがないだろう。

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加賀谷健