COLUMN コラム

BTS SUGAプロデュースからタイ事業展開まで。アジアへ進出するLDHアーティストの未来は「DOKONI」?

公開日 2024/05/24 11:45

変更日 2024/09/06 18:25

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国民的人気グループEXILEを屋台骨に、数々のダンス&ボーカルグループをデビューさせ、シーンを牽引してきたのがLDHである。近年は、日本国内からアジア諸国へ視野を広げ、事業を展開しているが、アーティストたちの未来は「DOKONI」? イケメン研究をライフワークとする加賀谷健が解説する。

「You(Prod.SUGA of BTS)」をSUGAがプロデュースしたことで、ぼくは日本国内からアジア圏内を視野に入れるLDHについて漠然と考えるようになったと思う。それこそホットなトピックとしては、ØMIとともに三代目JSBのツインボーカルを担当する今市隆二が、初の海外単独公演として台湾でのファンミーティングを3月17日に開催している。いやぁ、隆二さんが台湾公演だなんて、ぼくなんかはもうそれだけでホットな気持ちになっちゃうなぁ。

 アジア圏の話題ではないけれど、今市が唯一主演した映画『On The Way』(『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』の一遍、2019年)では、メキシコを舞台にほとんど演技経験がないに等しい今市に対してカメラがドキュメンタリータッチのアプローチを試みていた。演技なのか、素の状態なのか、よくわからないような表情の数々。外国の地を踏んでいるからこその生々しい手触り。ほんとこれくらいしか隆二さんの演技が見られないから希少価値すらあるという。だから台湾に彼が着地しただけでもうぼくなんかはわけもわからずに感動してしまう。

 そう、今市隆二とは、わけもわからずに人を感動させてしまう人なのである。なんかいいのだ。2022年に開催されたソロのホールツアー『RYUJI IMAICHI CONCEPT LIVE 2022 “RILY’S NIGHT”〜Rock With You〜』東京公演(11月14日)をぼくは観たけど、KC&ザ・サンシャイン・バンドのディスコヒット「That’s The Way(I Like It)」のリフが繰り返された後、「Highway to the moon」のイントロが流れた瞬間の高揚感は鮮烈に記憶している。あのファンキー・グルーヴにいつまでも身体を揺らしていたいと思ったし、アンコールの「星屑のメモリーズ」のエモさもヤバかった。そしたらどうやら台湾ファンミーティングの締めくくりでもこの超エモナンバーを歌っているというね。ちゃんと押さえるところは押さえる人だ。

BTS

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加賀谷健