COLUMN コラム

美肌も健康もすべては食から!映画に登場するグルメを視覚で堪能するだけなら、なんとカロリーゼロ!

公開日 2019/09/15 19:25

変更日 2024/06/20 17:58

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世界中どこへ旅しても、どこに住んでみても、美味しい食事は心身を豊かに保てる栄養剤。日本と同じく海の幸にも山の幸にも恵まれた韓国には、「薬食同源(食べ物は薬と同じ)」という意識が根付いている。自分らしく生きるヒントやアドバイスがたっぷり盛りつけられた「飯テロ映画」を通して、人生を豊かに生きてみよう!

実家で見つけた古びた一冊のノート。それはイラスト付きで記された、母直伝の“この世にひとつだけの”レシピ帖だった。

「息子が飛び起きる粥」
「娘が笑う餅」
「憎い夫のサバのキムチ煮」
「ご飯を作るのが面倒くさい時のチャンチグクス(お祝い麺)」
「サンチュがしなびそうな時のサンチュゴッチョリ(サニーレタルのキムチ)」
「皮が硬くないきゅうりを使ったきゅうりのキムチ」
など、絶妙すぎる日本語ネーミングはかなりユニークでチャーミング。

劇中に登場する数々のエピソードは、キム・ソンホ監督自身の実体験を取り込んだという。
なかでも味にこだわりを持つ孫娘のために編み出したという「ソユルのおにぎり」は、監督の母が実際に作っていた思い出の逸品だ。孫が大好きだという食材や味付けはおにぎりの外側にまとわせ、栄養と健康効果は高いのに苦手だという食材は内側に隠すように入れて密かに食べさせてしまうのである。だから母のアイデア満載の手作り料理は、病気や疲労で体が弱りきっている時に元気を取り戻せる魔法のような存在だったと、我が母の姿と重ね合わせてしまった。

忘れたいことは忘れないのに、忘れちゃいけないことは思い出せない── 家庭料理を通して家族の姿を描いた心洗われる珠玉のヒューマンドラマです。

【STORY】
30年前から営む惣菜店と二人の子供を女手ひとつで守ってきた肝っ玉母さん、エラン。しかし息子ギュヒョンは生活力に欠け、何かと嫁に頼りきりだ。そんな日々のなかエランに認知症の症状が出始める。子供たちのお荷物だけにはなりたくない母は、薄れゆく記憶を何とか留めようとするが、グループホームに入ることが決まる。店舗を売ろうと片付けを始めたギュヒョンは、母が書いた一冊のノートを発見する。そこには息子や孫に宛てた自家製レシピの数々が綴られてた……。

監督:キム・ソンホ

キャスト:
イ・ジュシル
イ・ジョンヒョク
キム・ソンウン

原題 : 엄마의 공책(英題:Notebook from My Mother)
2018年 韓国映画/104分/日本公開 2019年9月13日  

©2017, ZOA FILMS, ALL RIGHTS RESERVED

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