【ヨ・ジング】胸キュンロボット『絶対彼氏。』のあらすじ、見どころ、ネタバレ、徹底比較【日台韓】

魅力いろいろな『絶対彼氏』ワールド

原作『絶対彼氏。』渡瀬悠宇

ⓒ渡瀬悠宇／小学館

失恋したばかりの女子高校生リイコは、偶然出会った怪しいセールスマン、ガク・ナミキリから何が欲しいか聞かれて思わず「彼氏」と答えてしまう。教えられたホームページにアクセスすると、販売されていたのは「理想の恋人」フィギュアだった。軽い気持ちで注文した届いた箱から出てきたのは裸の美少年ナイト。一緒に過ごすうちにナイトに惹かれていくリイコだが、隣人で幼馴染の浅元ソウジともいい感じに…。

ドラマ化のほかドラマCD、舞台化もされた原作。『ふしぎ遊戯』などもアニメ化されている渡瀬悠宇が、2003年～2004年まで少女コミックで連載。主人公は高校生と若いが、ナイトが有閑マダム向けに開発されているためかも天然で若干チャラい感じのイケメンになっている。三角関係も隣の幼馴染が相手となるなど軽くてシンプル。ヒロインも恋愛体質で素直なキュートさがある。

日本版『絶対彼氏　完全無欠の恋人ロボット』

ⓒ渡瀬悠宇／小学館ⓒフジテレビ／共同テレビ

製菓会社『ASAMOTO』の派遣社員・井沢梨衣子は、憧れの先輩に告白する前にあっさり振られてしまう。落ち込んで帰る途中、スーツ姿の男性・並切岳に「“理想の彼氏”を無料で紹介する」と誘われ、クロノスヘヴン社で契約書にサインする。翌日、梨衣子の元に大きな荷物が届き、箱を開くと中には裸の美青年が入っていた。この美青年こそ、愛を捧げぬく理想の彼氏型ロボットの試作品１号・天城ナイトだった。

『絶対彼氏』初の実写化ドラマとして2008年に放送。人気絶頂のイケメン俳優速水もこみち、ヒロインには同じく人気女優の相武紗季。そしてナイトのライバルとなるイケメン御曹司として水嶋ヒロが登場。佐々木蔵之介、真矢みきなどその他のキャストも豪華。設定が高校生から社会人になったことで騒動の舞台も会社に。高校生のいじめを描いた問題作『ライフ』を手がけた根津理香が脚本を担当している。

台湾版『絶対彼氏～My Perfect Darling～』

おもちゃ会社のOL官筱菲（リイコ）は、元彼に惨めにフラれてしまい、自棄になってネット通販で恋人ロボットを購入してしまう。そんな彼女の前に、未来から来た完璧な恋人ロボット萬奈特（ナイト）が届けられる。イケメンで料理も洗濯もできてユーモアもあるまさに理想の彼氏。そしてナイトも、リイコと生活していく中で自己進化を続け、徐々に自分の性格を持つようになっていく。


台湾でドラマ化されたのは2012年。『イタズラなKiss～悪作劇之吻～』に出演したアイドルグループ飛輪海（フェイルンハイ）のジローがロボット役。韓国ドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』でクム・ジャンディ（牧野つくし）を演じたク・ヘソンがヒロイン役と、日本の漫画原作作品でブレイクした２人が主演。ヒロインがより冴えない平凡女子となっており、ナイトとの生活の中でどんどん美しく輝いていく。

まとめ

原作もドラマもどれもちょっとずつ設定が違っているが、当代の人気イケメン俳優が演じるというのがお約束。ヒロインに対するロボットの無償の愛と、徐々に芽生えていく人間の感情と葛藤を描くという点では共通している。まだ間に合うので、ヨ・ジングのうっとりするようなスーパー彼氏ぶりもぜひ堪能しよう。