COLUMN コラム

【武侠人形劇】『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』の魅力【サンファン】

公開日 2021/04/02 22:09

変更日 2024/06/20 18:05

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人形劇とアニメと武侠ドラマが渾然となり、2016年より放送がスタートした新感覚エンターテインメント。いよいよ放送される新シリーズ『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』の前に、台湾の技術力と日本人の創造力が結集した武侠ファンタジーの魅力を解説。アジアエンタメファンも驚きの美麗キャラとアクションの虜。

『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の世界

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀1

【あらすじ】
かつて魔界の軍勢が人類を滅亡させようと人間界に押し寄せた、人々は神誨魔械(しんかいまかい)と呼ばれる強力な武器群を造り、魔神たちを撃退した。戦いの後、神誨魔械はその力に封印を施され、護印師(ごいんし)と呼ばれる者たちが代々これを監視・守護してきた。
200年後、蔑天骸(ベツテンガイ)率いる玄鬼宗(げんきしゅう)が神誨魔械を求めて護印師を次々と襲撃する。神誨魔械のひとつ「天刑劍(てんぎょうけん)」を守る護印師の末裔である丹翡(タンヒ)は、兄の丹衡(タンコウ)を殺害され、かろうじて剣の鍔だけを持って逃げる。剣は柄と鍔がそろわないと力を発揮できないため、玄鬼宗は執拗に丹翡を追い詰める。そんな丹翡を救ったのが、西から来たという旅の剣客・殤不患(ショウフカン)だった。
道中で出会った謎の美丈夫・鬼鳥(キチョウ)との約束により、玄鬼宗を倒した殤不患だったが、彼もまた玄鬼宗から狙われることになる。そこで、鬼鳥の提案で逆に蔑天骸の居城である魔脊山(ませきざん)の頂上にある七罪塔(しちざいとう)に行き、剣の奪還を目指す。集められたのは江湖に知られた弓の名手・狩雲霄(シュウンショウ)、その舎弟で売り出し中の槍使い・捲殘雲(ケンサンウン)、夜魔の森に住む死霊術の達人である魔女の刑亥(ケイガイ)、悪名高い殺し屋・殺無生(セツムショウ)。いずれも腕は確かながら仲間の絆など期待できないクセ者ばかり。7人は魔脊山の数々の難関を突破し七罪塔に迫る。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2

(あらすじ)
西幽にて天下を乱す魔剣、妖剣、聖剣、邪剣36振りを封じた「魔剣目録(まけんもくろく)」を持つことから命を狙われ、遠く東離にやってきた殤不患。しかし、殤不患が「魔剣目録」の力を一部解放したことが西幽に伝わり、殤不患をつけ狙う禍世螟蝗(カセイメイコウ)率いる邪教宗門「神蝗盟」が、新たな刺客・蠍瓔珞(カツエイラク)を東離に向かわせる。
「魔剣目録」を護印師の伯陽候(ハクヨウコウ)に託した殤不患だったが、その直後に護印師の砦は蠍瓔珞に襲われ、目録に封印された「喪月之夜(もづきのよ)」と「七殺天凌(ななさつてんりょう)」と二振りの剣が奪われる。賊を取り逃がした殤不患は、西幽時代の相棒だった吟遊詩人・浪巫謠(ロウフヨウ)と共に剣の奪還に向かう。
その頃、西幽の帝の命令を受けて殤不患逮捕に赴いた捕吏・嘯狂狷(ショウキョウケン)が、東離の警察機関「衙門(がもん)」に協力を要請。そこに現れたのは四方御使(しほうごし)を名乗る鬼鳥だった。嘯狂狷の案内役を買って出た鬼鳥だったが、果たして快盗・凜雪鴉の目的はどこにあるのか?
斬った人間を操ることのできる魔剣「喪月之夜」を使う蠍瓔珞の罠によって猛毒を受けてしまった殤不患。全身に毒が回る前に解毒しなければならない殤不患の前に凜雪鴉が現れ、解毒薬に必要な龍の角を求めて鬼歿之地に行こうと申し出る。

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