「サイコだけど大丈夫」のソ・イェジ主演、逆転するサスペンス映画『君だけが知らない』

大躍進する韓国の女性監督

　
『君だけが知らない』の監督は、ホ・ジノ監督（『八月のクリスマス』『四月の雪』）のもとで長年にわたり助監督や脚本を担当し、本作がデビュー作となったソ・ユミンさん。
2021年公開時に、韓国ボックスオフィスで初登場NO.1を獲得するという快進撃！

近年、韓国映画界では、『はちどり』のキム・ボラ監督、『82年生まれ、キム・ジヨン』のキム・ドヨン監督、『チャンシルさんには福が多いね』のキム・チョヒ監督、『夏時間』のユン・ダンビ監督、『なまず』のイ・オクソプ監督、そして本作のソ・ユミン監督と、女性監督が大活躍しているのが素晴らしいです。

ソ監督は、本作の脚本も手掛けており、観客を引き付けるストーリーを見事に作り上げました。

「驚きだけでなく、そこから明らかになる真実を通じ、観た人には強烈なカタルシスを感じてほしいと思い、常にそれを念頭に置いていました」と語るソ監督。
彼女は、「しかしながら振り返ってみると、もっと深く豊かな感情を感じてもらうことができたのではないかと心配しており、より共感してもらうためにはどうしたらよかったのかと、未だに自問自答しています」とコメントしていますが、私は登場人物の感情も十分感じとることができました。
　
　

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ソ監督は日本映画ファンだそうで、「成瀬巳喜男監督の『浮雲』から濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』まで、すでに数え切れないほどの日本の映画を見てきたひとりの日本映画ファンとして、私の映画が日本で公開されるのはとても新鮮な気持ちです。洗練された 感覚を持つ日本の観客の皆さまが『君だけが知らない』をどのようにご覧になるのか、大変興味があり、緊張しています。この映画に共感し、エモーショナルな思いを感じていただければ幸いです。上映をお楽しみください！」と語っています。