11年の節約生活の末、ようやく手に入れた家が一瞬で沈下！『奈落のマイホーム』

レビュー

公開日 2022/11/09 20:00

変更日 2024/09/03 10:05

これまで数々のディザスター映画（パニック映画、災害映画）を観てきましたが、今作ほど凄まじい作品は初めて！さすが韓国エンタメ！と言うべき『奈落のマイホーム』は、巨大なマンションごと突然、地下500メートルに落下してしまう驚きのサバイバル・ムービーです。

韓国エンタメの魅力がてんこ盛り！

　
500メートルもの深さにマンションごと落ちるなんて……。

とても想像ができませんが、『奈落のマイホーム』ではそれを詳細に描出するので、崩れていきながら落ちていくと「こんなふうになってしまうんだ」と、まざまざと見せつけられます。

『バトル・オーシャン／海上決戦』『テロ，ライブ』などを手掛けたVFXチームが、圧倒的破壊力のある映像を観客につきつけます。
巨大なセットを作り上げたVFXスーパーバイザーのソ・ギョンフンさんは、「ビル全体が陥没していくビジュアルをリアルに表現することに力を注いだ。ビルを水面下500mに沈めるところから、森の中をハイキングしているようなエリアまで、災害に直面した時の様々な体験を見せるために、多くの時間とエネルギーを注いだ」と語っています。
　
　

　
　
本作はエンターテインメント作品であるため、コミカルな人間模様も盛り込みつつ、パニック描写はこれでもかとばかりに繰り出され、正直、何度も息が止まり、心臓が破れそうに感じました。

登場人物たちがサバイブするために必死に頑張っているのに、どうしてこんな展開に……！？頼むからもう勘弁して！！と、叫び出したくなるほどです。
これが、韓国エンタメの凄いところなんですよね。
キャストの体を張った熱演と、子役の名演技、激しすぎるとんでもない展開の中で、時に笑ったり、感動の涙を流したり……。
『奈落のマイホーム』には、韓国エンタメの魅力がてんこ盛りです！
　
　