真面目な諜報員から極道で生き残りをかけて闘う男まで演じ分けるチョン・ウ 『野獣の血』

また新しい姿を見せるチョン・ウ

　
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』では、愛国心の強い諜報員を演じたチョン・ウ。

NETFLIXで配信中のドラマ「模範家族」では、金銭的に追い詰められ、裏社会に人生を狂わされる大学の非常勤講師を演じていますが、チョン・ウはとにかく演技力に長けているので、今回の主演作『野獣の血』のチンピラ役は『偽りの隣人～』とも「模範家族」とも全く違った雰囲気です。
　
　

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チョン・ウが演じるヒスは、養護施設で育ち、自分を拾ってくれた釜山港の小さな街クアムを牛耳るソン社長に恩義を感じながら、右腕として一帯を仕切っているヤクザです。

でも、ヒスは汚いことに手を染めて、ヤクザの抗争に巻き込まれていく生活にうんざりし、恋人のインスクと一緒に穏やかに暮らしたいと考えていました。
インスクの息子アミのことも可愛がり、二人を守っていきたいと願うヒス。

クアムは小さな港町ですが、そこを拠点に商売を広げたいナム会長率いるヨンド派は、ソン社長からクアムを奪おうと狙っています。

ヨンド派には、ヒスと共に養護施設で育った親友のチョルジンがいて、チョルジンはどうにかしてヒスを懐柔しようとします。
　
　

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ヒスとチョルジンの間にある友情、陰で蠢く陰謀などが、ストーリーをどのように左右するのかが見どころとなっているのですが、ヒスにもチョルジンにも何度も危うい局面があり、先の読めない展開が面白いです。