COLUMN コラム

カン・ドンウォンのアクションに見惚れる映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』

公開日 2020/12/21 17:28

変更日 2024/06/20 19:59

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泣けるゾンビ映画として大ヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』 その4年後の世界をカン・ドンウォン主演で壮絶なアクションで描き、コロナ禍の中、韓国では約400万人動員の大ヒットを記録した『新感染半島 ファイナル・ステージ』をご紹介します。

前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、韓国のみならず世界160カ国で高い評価を得て大ヒット!韓国を代表するゾンビ映画となりました。釜山行きの電車の中という密室で、突然ゾンビが現れ増殖する恐怖と同時に、コン・ユ演じる父親と娘を中心に描く人間ドラマは泣けるスプラッター作でもありました。

一夜にして感染半島となった韓国。その4年後を描くのが本作です。とはいえ、「今回は続編というより『新感染』の4年後を描いた“新しい物語”』とヨン・サンホ監督が語っているように、ゾンビよりアクションが主役。

荒廃し無法地帯となったソウルに取り残され、狂気の集団となった民兵部隊と主人公ジョンソクと協力者の母娘が死闘を繰り広げるストーリーです。極限状態での人間の欲と狂気のほうが、ゾンビより怖いと感じさせるシーンが続々。韓国版『マッドマックス』ともいえる中身です。

前作の大ヒットで潤沢な制作予算を得た監督は、シンガポールを拠点とするVFXの高い技術を誇るヴィヴィッドスリー社と初タッグを組み、大規模なアクションシーン満載の作品を完成させました。とりわけカーチェイスには心血を注いだというだけあって、怒涛の高速カーチェイスは体感できそうなほどリアルなのです。

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