公開日 2020/12/21 17:28
変更日 2024/06/20 19:59
泣けるゾンビ映画として大ヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』 その4年後の世界をカン・ドンウォン主演で壮絶なアクションで描き、コロナ禍の中、韓国では約400万人動員の大ヒットを記録した『新感染半島 ファイナル・ステージ』をご紹介します。
ゾンビ・ウイルスにより壊滅状態になった韓国から辛うじて脱出できたものの、トラウマを抱える元兵士のジョンソクを演じるドンウォン。凄まじい迫力のアクションシーンの数々を、強烈な目力と186センチの高身長から繰りすスピード感のある動きでキレキレに演じ、もうめちゃカッコいい!新たにワイルドな魅力が炸裂です。元軍人ゆえ最初は軍服姿なのですが『愛の不時着』ヒョンビンに匹敵するカッコ良さ!ちなみに、ジョンソクの姉役はあの耳野郎の奥さんです。
韓国では元祖”顔面の天才”とも言われていたドンウォンはモデルから俳優に転身。2003年に『威風堂々な彼女』で俳優デビューを飾った後は、学園ものや恋愛ものが主流でナイーブさとクールさを兼ね備えた魅力を放ってきました。しかし、名優ソン・ガンホと共演した社会派作『義兄弟 SECRET REUNION』(2010年)で、北朝鮮スパイの葛藤を演じ存在感を発揮しそのイメージを一新。第30回韓国映画評論家協会賞で主演男優賞を受賞し、花美男俳優から見事に脱皮したのです。その後も、多彩なテーマの作品に主演し、実力派としてのキャリアを重ねてきました。
本作のオファーを受けたときは、既存作品の続編で迷いもあったそうですが、脚本を読んだら全く別物で、「ポスト・アポカリプス映画をやってみたい」と出演を決めたそう。
ヨン・サンホ監督は「ジョンソクというキャラクターの感情を僕よりも深く考えて、逆に僕に提示したこともある。アクションシーンにも感情を入れて、予想もできなかった部分さえ眼差しで表現してくれた。感情が豊かで、凄絶な雰囲気のアクションが完成された」と絶賛!
父親が某大企業の副社長で代表的な金のスプーンをもつ芸能人といわれるお坊ちゃまなドンウォンですが、ストイックに熱心に役に取り組む姿勢でキャリアを重ね、アクション大作でも輝きを放つことを証明しました。