公開日 2020/12/21 17:28
変更日 2024/06/20 19:59
泣けるゾンビ映画として大ヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』 その4年後の世界をカン・ドンウォン主演で壮絶なアクションで描き、コロナ禍の中、韓国では約400万人動員の大ヒットを記録した『新感染半島 ファイナル・ステージ』をご紹介します。
主人公とバディを組むのがシングルマザーのミンジョン(イ・ジョンヒョン)で子供二人も女の子というのは、いかにも女性の時代を感じさせます。ジョンヒョンの戦士ぶりはアクション映画初出演とは思えないほどパワフル!
かつて、彼女はドラマ『美しき日々』でチェ・ジウ扮するキム・ヨンスの妹分で歌手を目指すキム・セナを演じ日本で19歳のときCDデビュー。紅白歌合戦にも出場しました。その後は一時、活動の場を中国に移し、2012年には中国で「アジア最高人気大賞」を受賞。韓国に戻った後も順調に女優、歌手として活躍し、40歳になった現在、ひたむきさと愛情と強さを兼ね備えた女戦士を熱演し、今回の抜擢に応えました。
スカイダイビング、スノーボード、ウェークボード、ピラティスやジョギングまで身体を動かすことが得意な身体能力の高さも、今回のアクションシーンに生かされました。
ちなみに、本作に関するインタビューでは、共演したドンウォンを惜しみなく賞賛しています。「第一印象からすごくよかった。“あんな人がいるの?”と思うほどすごく素敵で、みんなが彼をベタぼめする理由が分かりました」
「実際に話してみると、映画のことしか考えてない方らしくて恋愛もしてないようで欠点が見つからなかった。トップスターという意識もなくて、とても優しい人でした」
また、ドラマ『冬のソナタ』ではヨン様の上司キム次長、『私の名前はキム・サムスン』の料理長役などに出演した名バイプレイヤー、クォン・ヘヒョがミンジョン達と一緒に暮らす元軍人のキムを好演。韓国語学習書や料理本を出版している多才なヘヒョは、社会活動に積極的なことでも有名で、セウォル号沈没事故の犠牲者を悼む黄色いリボンを長期間身に付けていることも話題になりました。
前作に比べてハリウッド並みのアクション大作にバージョンアップした作品と思いきや、ラストは韓国的な“情”に着地するストーリーでホロッとさせられます。もちろん前作を見ていなくても楽しめますが、見比べるとより味わい深い作品なのです。
『新感染半島 ファイナル・ステージ』
2020年12月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 池袋、TOHOシネマズ 梅田の3劇場にて特別先行上映!2021 年1月1 日(金)よりTOHOシネマズ日比谷 他 にて、全国ロードショー
配給:ギャガ
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