サスペンスに満ちた大統領選挙戦を描く『キングメーカー 大統領を作った男』（8月12日より全国順次公開）

政治がテーマ、それも大統領選挙を描くとなれば、重厚でシリアスな内容かと思いきや、非常にテンポよくコミカルさも加え、政治にあまり興味のない人が見ても楽しめるサスペンス作になっています。
　その理由は、“野暮ったくない洗練された選挙戦の話を描いてみたかった” というビョン・ソンヒョン監督の意図通り。

そんなビョン監督によって配役されたのが、名優・ソル・ギョングと実力派イ・ソンギュン。

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◇イケおじふたりの演技バトルが熱い！

ソル・ギョングといえば、『ペパーミント・キャンディー』（00）『シルミド』（03）など韓国映画史に残ると作品に主演し、ずば抜けた演技力見せてきた国民的俳優です。2021年『茲山魚譜 チャサンオボ』では韓国の主な映画賞で主演男優賞を受賞。
そんな彼が本作では、世の中を変えるため出馬するも、なかなか勝てない政治家キム・ウンボムに扮します。

困難な状況下でも自分の理念を貫こうとするウンボムの真っすぐな姿から、ソ・チャンデとの間で葛藤し苦悩する姿まで、年齢を重ねた深みがウンボム役を味わい深いものにしています。

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ギョングは実際の政治家や演説シーンを参考にしながらも自ら役柄を練り上げ、前年の『茲山魚譜 チャサンオボ』に続き、2年連続で百想芸術大賞の最優秀男性演技賞を受賞しました。