韓国の振り込め詐欺の実態に驚愕！映画『声／姿なき犯罪者』（10月7日公開）

日本より深刻な韓国の特殊詐欺事件を徹底リサーチして映画化

企画・製作のミン・ジンス代表は、実際に振り込め詐欺で使用されている事例と最近の手口を調査し、なるべく現実に起こっている犯罪事例を作品に取り入れようとしたと言います。

「2016 年から本作の企画を準備していたが、その間も振り込め詐欺は進化し続けていった。そのため最新の詐欺事例 を反映出来るように心掛けました」
ごく最近までに起こった事件を反映するために様々な専門家と面談したそうで、その過程において「中国にいるハッカーたちがどのように相手を騙すのか国内にいるホワイトハ ッカーを探し取材もしました」

それ以外にも銀行関係者、金融監督院の振り込め詐欺の専任を取材、関連する論文を読むなど徹底した事前調査を行ったのです。
その成果が本作がフィクションでありながら、まさに犯罪組織や特殊詐欺に関してはノンフィクションのごとく実態を鮮やかに暴いているのです。

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振り込め詐欺の規模は、日本が小劇場の芝居なら韓国はハリウッド大作

その大胆で悪どい手口にはのっけから唖然とさせられます。日本のオレオレ詐欺が小劇場の芝居だとすると、韓国の特殊詐欺はハリウッド大作映画。

まず多数の個人情報を一度手に入れるための手段を選ばない。ターゲットの通信手段を遮断して言葉巧みに送金させる。妻も世話になった建設会社の社長も詐欺で多額の金を奪われ、ソジュンは復讐を誓い特殊詐欺組織に潜入します。　

危険を顧みず、刑事時代の卓越したスキルを駆使して巨大組織に立ち向かうソジュン役を演じたピョン・ヨハンは、アクションもスタントなしでこなす熱演で存在感を放ちました。

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