COLUMN コラム

南米の韓国人麻薬王の実話を大胆にフィクション化した『ナルコの神』は沼落ち必至!(ネタバレあり)

公開日 2022/10/17 21:00

変更日 2024/06/20 20:03

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韓国人麻薬王を検挙する政府の極秘作戦に参加することになった民間人事業家。その壮絶すぎるドラマを実力派イケオジ競演で描いた人気作Netflix シリーズ『ナルコの神』をご紹介します。(9月9日より独占配信中)

ドラマに加えたオリジナル要素は「牧師」という設定。その理由をユン・ジョンビン監督はソウルで行われた配信前の記者会見で「カン・イングが彼に取り込まれ利用される信憑性を付加したかったからです。チョン・ヨファンを無条件に信頼する理由を考えた時に、この職業を思いつきました。そして、一般市民のカン・イングが囮捜査に参加するのが、ほかの麻薬組織を描いた作品と一線を画すると考えました。彼は訓練を受けたエージェントではないので、まったくスマートではありません。ですが、生き残る術を知る男なのです」と語っています。

これまではどちらかというと硬派な印象が強いアラフィフのジョンミンが、牧師の仮面を外した麻薬王のときはビキニのスイムパンツ姿でラテン美女を侍らせジャグジーで楽しむという弾けぶり!

さらに『イカゲーム』でソウル大のやり手証券マンから転落したチョ・サンウ役を演じたパク・ヘスが国家情報院のエージェントでありながら貿易商に偽装するク・サンミン役で絡みます。

ラストまで三者の駆け引きが続き、緊張がずっと持続。心理戦からアクションまでヒリヒリするような展開から目が離せない!

ハ・ジョンウ43歳、ファン・ジョンミン52歳、パク・ヘス40歳、オーバーフォーティの実力派が繰り広げる火花散る演技バトルがイケオジ・マニアにはたまりません。

エドワード・ヤン、ウォン・カーワァイ、ジョン・ウーと中華圏の名監督の作品で存在感を示し、『DUNE/デューン 砂の惑星』(20)でハリウッドに進出した台湾俳優のチャン・チェンが、スリナムの中華街を仕切る中国系マフィアのチェン・ジンとして参戦。 

監督は出演オファーをするためにわざわざ飛行機で駆けつけ直談判したそうで、「ハリウッド映画に出演する彼が快諾してくれ、天にも登る気持ちでした」と感謝のコメント。

出番は少ないながら、全身タトゥで狂犬のようなキャラをハンパない迫力で演じ、韓流実力派3人に全く引けをとらない存在感を放っているのです。

とにかく練り上げられた手に汗握るストーリーとダイナミックな映像とアクションは見始めた止まらない!週末、一気見がおすすめです。

◇作品詳細
Netflix シリーズ『ナルコの神』独占配信中
出演ハ・ジョンウ、ファン・ジョンミン、パク・ヘス
原作・制作ユン・ジョンビン、クォン・ソンフィ
監督ユン・ジョンビン 全6エピソード

Netflix ソウル 歴史

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