COLUMN コラム

韓国映画『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は女性版ワイルド・スピード

公開日 2022/12/23 19:30

変更日 2024/09/03 10:29

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アカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』(19)の美術家庭教師役パク・ソダムが教え子役チョン・ヒョンジュンと再共演。スリリングな展開と迫力満点のカーアクションを体感しつつ、新たなふたりの関係にホロッときます。(2023年1月20日より全国公開)

ちなみに、ソダムといえば涼しい一重の瞳が印象的ですが、二重に整形する気は全くないそうで先輩俳優たちからもそのままがいいと言われたとか。

(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.

これまでどちらかといえば「静」「陰」の役柄にはまっていたソダムですが、本作では「動」で圧倒的な存在感を放っているのです。

ソダム演じるウナは超絶テクニックの持ち主で成功率100%のスゴ腕配送専門ドライバー。会社では社長に堂々と「報酬配分5分5分」を要求できる有能で強気な社員です。

(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.

まず最初の5分以上続くカーチェイスに圧倒されまくり! 特送の客を指定時間までに運ぶため、ウナはコーヒーを飲みながら超絶テクニックを披露するのですが、監督はそのシーンを退屈なものにしないために、狭い路地、都会の広い道路、上り坂の解体場、線路、高くそびえ立つ屋外の立体駐車場など様々な異なるロケーションを取り入れました。 「様々な場所を紹介し、観客に旅をしているような気分になってもらうことが重要だった」と語ります。

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とにかくスピード感と衝撃を体感できるカーチェイスが凄い。まるで同乗しているような迫力で息もつけない。

さらに、野球賭博の黒幕ともいえる悪徳警官ギョンピル(ソン・セビョク)率いるヤクザチームとウナの最後のバトル。屈強な男たちを相手に身体を張ったファイトシーンは手に汗握りっぱなし。

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監督は本作で「すべてにおいて、リアリティを追求した」と語ります。ソダムがウナを演じるにあたり求められたのは、高度なドライビング・テクニックと臨機応変な対応力が必要な“特送とくそう”のスペシャリストであるという風格を保ちつつ、アクションに関してはプロの訓練を受けていない者のリアリティある動きに見せること。

監督は、ウナが小柄な体格をものともせず敵を倒すアクションに重点を置き、ウナが敵を手荒く、かつ素早くねじ伏せるシーンが、スリリングな爽快感をもたらしました。

アクション パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女 パク・ソダム 韓国映画

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